麻布十番の食中毒が「致命的に終わってる」と言われる理由
2026年9月3日の夕方、東京都港区が調査結果を出しました。
2026年8月22日と23日に開かれた麻布十番納涼まつりで売られた冷やし蟹ラーメンが、食中毒の原因だったという内容です。
確定した患者は78人。
原因は、加熱すれば死ぬはずのサルモネラ属菌でした。
そして原因となった店には、9月3日から9日までの7日間の営業停止が命じられています。
この行のところで、手が止まった方は多いはずです。
78人が具合を悪くして、7日。
その引っかかりは、たぶん正しいところを突いています。
実際、同じ9月3日のうちに、9月と11月に開かれる食のイベントが2つとも出店の取り消しを発表しました。
止まったのは、7日間ではありません。
そして9月11日、患者の数は123人まで増えました。
相談した人まで入れると250人です。
ただ、この件でいちばん重い事実は、処分の日数でも人数でもないところに置かれていました。
今回は、9月3日に出そろった数字と決まりごとを順番に並べながら、この騒ぎがどこで線を越えていたのかまで、わかりやすく整理していきたいと思います。
78人だった患者はもう123人
この123人という数字について、清家愛区長はこう話していました。
港区全体でも、これほど大きな食中毒が起きたことは初めてだ、と。
この数字が動いていく経緯そのものが、この件の性質をよく表しています。
発表のあった週には、大きく違う2つの人数が同じ場所で流れていました。
ひとつは、食べて具合が悪くなったと申し出た116人という数字です。
2026年8月末までに「あの蟹ラーメンを食べて具合が悪くなった」と港区へ申し出た人の数で、9月3日の朝の報道はこの数字を見出しにしていました。
もうひとつが、食中毒の患者として確定した78人のほうです。
同じ日の夕方、港区が調査結果として公表した数字になります。
【麻布十番納涼まつりにおける食中毒事案の調査結果について】
体調を崩された皆様やそのご家族の皆様に、改めて心よりお見舞い申し上げます。… https://t.co/SFvNF4POPt— 東京都港区【公式】 (@minatokoho) 2026年9月3日
どちらかが嘘をついているわけではありません。
116人は入口の数で、78人は出口の数、と考えると分かりやすいはずです。
祭りの客というのは、その日のうちに家へ帰ります。
体調を崩すのは自宅で、診てもらう病院も住んでいる町のところ。
そこから「そういえば蟹ラーメンを食べた」と申し出た人が、まず116人でした。
そのうち、食べた時間と症状が出た時間の間隔が合っていて、症状も検査もそろった人が78人だった、という順番になります。
年齢は1歳から61歳まで。
通った医療機関は47か所に散っていました。
入院したのは3人で、その3人はすでに退院しました。
亡くなった方はいません。
つまり78人というのは、確かめられた分だけを数えた床の数字であって、天井の数字ではないということになります。
そして実際、その床は9月11日に上がったわけです。
誰も死んでいないのに大げさなのか
この言い方を、私も何度か見かけました。
ところが食品衛生法という法律は、死者が出たかどうかで重さを測っていないんですね。
患者が50人以上になったら、知事や区長は直ちに厚生労働大臣へ報告する。
食品衛生法63条3項が、そう決めています。
その手前で国を動かすための線なので、死者が出ていなくても義務は生じるのです。
この件を重大だと呼ぶときの重さは、症状の重さではありません。
ひとつの区の中で処理する規模を超えた、という意味での重さです。
「7日間だけか」と思った方の感覚と、この線は実はつながっています。
営業停止というのは罰ではなく、いま出ている汚染源を止めるための応急処置でしかありません。
だから7日で軽い重いを測ろうとすると、話がずれてしまう。
重さが表に出るのは、処分の日数ではなくこちらの線のほうでした。
出ていた菌はひとつではない
ニュースの見出しには一度も出てこなかった行が、港区の発表の表に並んでいます。
患者のふん便は101検体を調べて、サルモネラ属菌が31検体。
そこにプレジオモナスと下痢原性大腸菌、黄色ブドウ球菌も混じっていました。
陰性は9検体だけで、残る60検体はまだ検査中。
そして作っていた側の8検体のうち、3検体からも菌が出ているのです。
調理場の拭き取りでも、6検体のうち1つが陽性でした。
【麻布十番納涼まつりにおける食中毒事案の調査結果について】
体調を崩された皆様やそのご家族の皆様に、改めて心よりお見舞い申し上げます。… https://t.co/SFvNF4POPt— 東京都港区【公式】 (@minatokoho) 2026年9月3日
港区が原因物質として断定したのは、サルモネラ属菌のひとつだけ。
ほかの菌については「出た」と書いてあるだけで、今回の食中毒を起こしたとはどこにも書かれていません。
だから「4種類も出た店だ」と数え上げてしまうと、行政より一歩先へ出た読み方になります。
そのうえで、動かない行がひとつ残るのです。
作っていた人の側からも、菌が出ていたという行のほう。
お客さんだけが当たったのなら、まず疑うのは食材でしょう。
作る側からも同じ菌が出たとなると、疑う場所がもうひとつ増えます。
いっぽうで、肝心の食べ物そのものは細菌の検査が2検体しかありませんでした。
結果はどちらも陰性です。
ここを「食べ物からは菌が出ていない」と読むと、話がまるごとひっくり返ってしまいます。
2検体というのは、シロだったという意味ではないのです。
調べられる分が、もう残っていなかったということでした。
売り切れて、お客さんのお腹の中。
保健所へ最初の連絡が入ったのは、それから3日後の8月26日のことでした。
つまり今回、原因を決めたのは食品の検査ではありません。
患者全員に共通する食事が冷やし蟹ラーメンしかなかったこと。
食べてから具合が悪くなるまでの時間が、ひとつの山にきれいにまとまっていたこと。
患者と従事者の両方から同じ菌が出たこと。
この3つを重ねて、港区は断定しています。
そして60検体がまだ検査中である以上、確定した78人のほうも、これから動くはずです。
実際その後、患者は123人まで増えています。
初日に食べた人ももう倒れていた
この件で疑いがいちばん広まったのは、使い回しのほうでした。
祭りの初日は雨に降られて、予定より早い店じまい。
その夜、本人がXに「700食余ってしまった」と書いています。
翌日はもっと多くが売れて、そこから食中毒が出た。
この並びを見れば、余った分を翌日に回したのではないかと思うのは自然なことだと思います。
本人は8月28日に、初日の残りを翌日の販売へ回した事実はない、と否定しました。
その700食がどこへ行ったのかについても、9月4日の取材で保健所が触れています。
施設からは、残った食材は廃棄したと聞いているとのこと。
ただし実際にちゃんと廃棄したかどうかの確認までは、こちらではできていない、と。
ここまでなら、疑いは疑いのまま残ります。
ところが港区の発表には、その疑いだけでは足りない行がありました。
患者として数えられた78人は、8月22日と23日の両方の来場者だと書かれているんです。
発症の時間も、8月23日の午前1時ごろからと記録されています。
サルモネラ属菌の潜伏時間は6時間から72時間。
初日の夕方に食べた人が、その日のうちに倒れている計算になります。
9月4日には、日ごとの内訳も報じられました。
初日は46食を出して15人。
2日目は412食を出して64人。
これを割り算にすると、話の向きが変わってしまうのです。
初日は、3人に1人。
2日目は、6人に1人。
余りを翌日に回したのが原因なら、高くなるのは2日目のほうです。
ところが実際は、初日のほうが2倍ほど高く出ていました。
つまり翌日に回すも回さないも、初日の時点でもう菌はそこにあったということになります。
使い回しがあったかどうかは、まだ誰にも分かりません。
けれど、あったとしてもなかったとしても、初日の15人は説明できないまま残るのです。
結局は根本的に衛生管理ができていない話なのではないか。
そこへ行き着いた人が多かったのも、無理はありません。
蟹にもともといないサルモネラ
私も、そこがこの件の芯だと思っています。
港区の発表には、サルモネラ属菌の主な原因食品も書き添えてありました。
卵、食肉調理品とくに鶏肉、うなぎやスッポン。
蟹は、そこに入っていません。
そのかわりこの菌は、鶏や豚や牛の腸のなかだけでなく、河川や下水にも広く分布していると同じ発表に書いてあります。
だから蟹ラーメンにサルモネラが入るには、どこかから運ばれてくる必要があったはずです。
別の食材から。
包丁やまな板から。
あるいは、手から。
どの道を通ったのかまでは、港区も書いていません。
ただ、その道をふさぐ工程のほうには全部名前が付いていて、料理を仕事にする人なら最初に習うものばかりでした。
生ものを触った手で、次のものを触らないこと。
まな板と包丁を、肉と魚と野菜で分ける。
体調を崩している人を、その日は厨房へ入れないこと。
そして、手を洗う。
サルモネラ属菌は、火を通せば死ぬ菌なんですね。
患者を診た医師も、テレビの取材にこう答えていました。
加熱でも死ぬし塩素系の消毒でも普通に死滅するので、とても対策が難しい菌というわけではない、と。
「料理人としての基本ができていない」という言い方がこれだけ多く出てくるのは、そのせいだと思います。
症状のほうは、食べてから6時間から72時間で腹痛と下痢、38度から40度の熱。
健康な大人ならつらい数日で済むことが多いのですが、小さな子どもや高齢の方では重くなります。
確定した78人のいちばん下が1歳だったことを思うと、そこは静かに怖いところでした。
いま並べた工程には、華やかなところが1ミリもありません。
おまけに省いても、その日は何も起きないことのほうが多いのです。
起きなかった日が積み重なるほど、省いていいものに見えてくる。
基本というのは、たぶんそうやって崩れていくのでしょうね。
作っていたのは屋台ではなく店の厨房
ここは、私も読み違えていたところです。
港区の発表に、こう書いてあります。
あの冷やし蟹ラーメンは、区内の飲食店内で調理してイベント会場に持ち込み、販売されたものであった、と。
テントのなかで作っていたわけではないのです。
業務用の冷蔵庫が回っていて、手を洗う場所が決まっていて、火も水も通っている厨房で作られて、クーラーボックスで会場へ運ばれたと報じられました。
これは、話を軽くする事実ではないと思います。
「屋台だから仕方がなかった」という逃げ道が、ここで閉じてしまうからです。
設備は、あった。
そのうえで、工程のほうは屋台より増えています。
作る、運ぶ、会場で待たせる、注文が入ったら出す。
冷やし麺は、その全部の時間を冷たいまま持ちこたえないといけない料理でした。
出す直前に火を入れる工程が、もともと無いからです。
8月の屋外では、温度も読めません。
2日目に出た数は、412食。
1杯2000円の冷たい麺を、その条件で412杯運んだことになります。
初日にそれを食べた人が、テレビの取材にひとこと残していました。
正直、ちょっとぬるい感じ。
冷たさが保てていたかどうかは、食べた人がいちばん先に気づくところ。
では、こういう売り方は、そもそも許されていたのでしょうか。
ここには、9月11日に答えが出ました。
清家区長がテレビ朝日の取材に、今回は違反ではないと答えています。
店の中で調理して、お弁当のような形で店の前のテントで売る。
その形態で届け出を受けていた、という説明でした。
テントで麺をゆでる営業ではなく、作り置いた弁当を並べる営業として通っていたことになります。
ネットでいちばん疑われていたのは、ここでした。
「あの許可はどうやって下りたんだ」という声が、9月に入ってからずっと流れています。
けれど調べてみると、書類の上では通っていた。
それでも、行政が線を引くときに見ているのは、腕ではありません。
作ってから口に入るまでの、時間のほうなんです。
そして本当の抜けは、書類でもテントでもない、まったく別のところから出てきました。
前科と普段の行いは同じ話ではない
この件のリプ欄を眺めていると、必ず出てくる言葉があります。
服役していた過去のことです。
そのすぐ隣に、もうひとつ別の言い方も並んでいました。
普段の行いが、全部裏目に出ているんじゃないか。
これまでの嘘や適当のツケが回ってきただけだ、と。
この2つは同じ棚に置かれがちなのですが、効き方はまるで違います。
刑務所にいたことは、サルモネラが増えた理由を1ミリも説明しません。
だから、そこを持ち出された側はいくらでも逃げられます。
昔のことを蒸し返す卑怯な連中だ、と言い返せばいい。
その瞬間に、話の軸はまるごと人格のほうへ移ってしまう。
実際、その形になった炎上をこの人は何度もくぐり抜けてきました。
ところが「普段の行い」のほうには、逃げ道が用意されていないんです。
あれは過去の罪ではなく、日々どちらを選んできたかの話だから。
2026年5月には、国産をうたっていた蟹ラーメン店の動画に外国産の箱が映って燃えました。
そして衛生についても、今回より前から声は出ていたのです。
素手で直接味見をする調理動画が波紋を呼び、それを報じた記事も9月4日に出ています。
この動画が今回の食中毒を起こしたという話ではありません。
港区は、菌がどの道を通ったのかを特定していないからです。
並べてみると、やっていることは毎回同じでした。
先に走って、説明はあとから出す。
原因がまだ何も分かっていなかった8月28日の時点で、この人の周りで何が起きているのかをこめおが毎回燃える理由のほうで調べたことがあります。
そのときから、この順番は変わっていません。
指摘していた人たちをまとめてアンチとして片づけてきたのではないか、という声が出てくるのも、そこからだと思います。
フードジャーナリストの山路力也さんは、5月の件についてこう書いていました。
炎上の本質は産地そのものではなく、「言っていたことと違う」という乖離のほうだ、と。
物語を先に売る商売では、言ってきたことの一つひとつが、そのまま担保になるのです。
日本の蟹の良さを伝えると言った。
化学調味料は使わないと言った。
言うたびに担保が積まれて、そのぶん、ずれたときに失うものも大きくなります。
だから同じ食中毒でも、この人のときだけ読まれ方が変わりました。
ふつうの店で起きれば、気の毒な事故として片づく規模のこともあるでしょう。
この件では、これまでのずれが全部いっしょに思い出されるのです。
普段の行いが裏目に出ている、という言い方はそういうことなのだと思います。
やっかみでも、後出しでもありません。
そのうえで、相手の逃げ道をふさいでいるのは、いま並べたような行いの話のほうだけです。
加熱しない麺を、店から運んで2日で458食出したこと。
火を通せば死ぬ菌で、123人が倒れたという事実。
作る側の検体からも菌が出ていたこと。
国産と言いながら外国産を使っていたこと。
どれも人そのものではなく、その人が選んだやり方の話になります。
罪のほうを責めるなら、相手には返す言葉がありません。
人そのものを責めた瞬間だけ、相手に反撃の余地が生まれます。
怒っている人ほど、ここは手放さないほうが得ではないでしょうか。
まず走って直すが通らない商売
この件について、9月4日にこんな見方が出ていました。
100人以上の食中毒被害を出したインフルエンサー料理人さん、周りの属性が「まず突っ走る。間違って失敗して、その度に修正する。そのスピード感がないとスタートアップは生き残れない」って感じだから、まんまそれをインストールして飲食やったんだろうな。人命に関わる商売はそれじゃダメなんだよ。
— 金沢 容 (@kanazawa_you) 2026年9月4日
読んだとき、ひとつ前の章で書いた「同じ順番」の出どころが見えた気がしました。
この人のXのプロフィールには、いまもこう書いてあります。
F*CK THE RULES. ARE YOU READY ?
ルールなんかくそくらえ、覚悟はいいか、というところでしょうか。
格闘技から出てきた人が、麻布に割烹を開いて、浅草に蟹ラーメンの店を出す。
その勢いを支えてきた言葉でもあったはずです。
まず走る。
失敗したら、そこで直す。
新しい商売を立ち上げる人たちが、よく口にする進め方でした。
それで前に進む場面は、いくらでもあります。
ただ、この進め方には、ひとつだけ前提が要りました。
失敗しても、あとから直せることです。
けれど食べ物は、お客さんのお腹に入ったあとには戻せません。
1歳の子が発熱して病院へ運ばれた事実は、修正のしようがないのです。
だから食品衛生法という法律は、失敗してから直すという作りになっていません。
出す直前に火を通せないものは、はじめから並べさせないのです。
全部、失敗が起きる前に止めるための仕組みでした。
ここは、はっきり書いておきたいところです。
私はこの人の人格の話をしているつもりはありません。
ルールを軽く見る構えは、飲食に持ち込んだ瞬間だけ危ないものに変わる、という話です。
同じ勢いで、この人は店を2つ立ち上げてきました。
祭りの初日は雨で早じまいになり、本人はその夜「700食余ってしまった」とXに書いています。
そして翌日は、同じ勢いのまま412食を出しました。
伸ばしたものと、こぼしたものが、同じ性質から出ているのがこの件のいちばん苦いところだと思います。
覚悟はいいか、とプロフィールは問いかけていました。
問われていたのは、たぶん読む側ではなかったのでしょう。
止まったのは7日間ではなく11月まで
営業停止が明けたのは9月9日。
ところが同じ9月3日のうちに、もっと先の予定が2つ消えました。
ひとつが、9月17日から23日まで開かれる東京カレー万博。
【東京カレー万博 出店者変更のお知らせ】
麻布十番祭りにおける食中毒事案について
関係機関からの発表を受け、
東京カレー万博に予定していた
「かにを」の出店を取りやめることといたしました。これに伴い、「かにを」が出店を予定していた
9月17日〜23日の同日程で、
「Spice and Vegetable…— 東京カレー万博2026 (@tokyocurryexpo) 2026年9月3日
取りやめになったのは「かにを」という浅草の蟹ラーメン店で、祭りに出ていた割烹とは屋号が違います。
それでも主催は、同じ人がやっている店として枠を空けました。
もうひとつが、11月に開かれる大つけ麺博です。
【大つけ麺博 presents ラー1グランプリ
出場店舗変更のお知らせ】麻布十番祭りにおける食中毒事案について、関係機関からの発表を受け、第7陣(11月7日〜11月11日)に予定していた「かにを」の出店を取りやめることといたしました。…
— 大つけ麺博 Presents ラー1 GP 10月10日(土) 〜 大久保公園! (@daitsukemenhaku) 2026年9月3日
こちらは第7陣の11月7日から11日まで。
行政の処分が7日で明けるのに、イベントの側は2か月先の枠まで先回りして切っていることになります。
そしてもうひとつ、ちょうど逆向きのことも起きているんです。
港区が処分したのは、「割烹こめを」という施設ひとつでした。
発表には所在地も営業している会社の名前も書いてあって、止まっているのはその1軒だけ。
だから浅草の「かにを」は、営業停止の対象に入っていません。
イベントが枠を切ったその店が、店としては今日も開いています。
行政は施設を止めて、イベントは人を切ったということなんでしょうね。
同じ出来事を見ているのに、線の引き方がまるで違うのです。
7日で戻るのは看板だけで、予定表のほうは11月まで空いたことになります。
本人からも、9月3日にXへ投稿が出ました。
麻布十番納涼祭りにおける「食中毒事故」に関するお詫びとご報告。
体調を崩された皆様、ご家族の皆様、そして関係者の皆様に、多大なる苦痛とご迷惑、ご心配をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。
今後は料理人として、お店をこれまで通り営業を続けていいのか。… pic.twitter.com/tZHmu8d9W0
— こめお (@komeo1144) 2026年9月3日
行政の7日間より長く、自分から店を休むという内容です。
これを読んで気持ちが晴れたかというと、そうでもなかった方が多いと思います。
「終わったな」「一生無理やろ」。
投稿にぶら下がっていたのは、そういう言葉のほうでした。
そこは、わがままでも何でもありません。
謝られたら怒りを下ろさなければいけない、という決まりはないのです。
謝罪というのは、した側の区切り。
された側の区切りは、また別のところにあります。
そしてもうひとつ、あまり読まれていない一文が港区の発表に入っていました。
区長が営業者に対して、被害を受けられた方々への誠実な対応と衛生管理の徹底を強く求める、と書いています。
補償を店の善意だけに置いていない、ということでしょうか。
金額も範囲も、まだ出ていません。
そのかわり港区は、被害に遭った方が弁護士へ無料で相談できる窓口を用意しました。
そちらは記事の終わりのほうで、電話番号ごとまとめてあります。
ネットでは「逮捕された」という話も回りました。
けれど、そうした事実は確認されていません。
報じられているのは、業務上過失致傷に問われる可能性があるという段階までです。
行政の処分と刑事の手続きは別々に走るので、そこは分けておいたほうがよさそうですね。
6つ調べても分からなかった混入経路
営業停止が明ける2日前、2026年9月8日に、こめおはYouTubeで2本目の動画を出しました。
8分ほどをかけて、菌がどこから入ったのかを一つずつ潰していく内容です。
調べたと語られたのは、6つでした。
トウモロコシのスープ、蟹、スープストックの保存の仕方、食材の使い回し、菌が出た従業員2人、それから店の衛生管理。
ネットで疑われていたものが、だいたいそのまま並んでいます。
トウモロコシのスープから、サルモネラ属菌は出ませんでした。
蟹については、180度の油で揚げたあとに急速冷却して、出す前にもう一度揚げ直していたという説明です。
その工程を踏んでいるので、蟹そのものが原因だった可能性は「限りなく低い」と話していました。
ウナギを入れていたペール缶を使い回してスープを保存していたのではないか、という指摘についても、使ったのは別の缶で、洗ってアルコールで滅菌したと否定しています。
いちばん引っかかったのは、従業員2人のところでした。
この2人からは、患者と同じサルモネラ属菌が出ています。
そのうち1人は、当日のまかないで冷やし蟹ラーメンを食べていました。
けれど、もう1人は食べていないと説明されています。
食べていない人の体からも、同じ菌が出た。
ここは、菌が動いた向きの話だと思って読みました。
あのラーメンが人を悪くしただけなら、食べていない人からは出ないはずだからです。
どこで持ったのかまでは、港区も店の側も書いていません。
店の外で移ったのか、厨房の中で人から人へ渡ったのか。
どちらだったとしても、人の側にも菌があったという事実だけは残ります。
そして動画の結論は、こうでした。
「サルモネラ属菌の具体的な混入源や混入経路の特定には至りませんでした」
78人が倒れた道筋は、行政が調べても、店の側が調べても、見つからないまま終わったということになります。
ちなみに患者の数のほうは、この翌日に123人まで動くことになります。
同じ動画で、あの「700食」についても説明が出ました。
2日間で1000食を売る予定で食材を用意していたけれど、初日は大雨だったので実際に仕込んだのは約300食分。
そのうち50食を売り、残った250食分は当日中に全部廃棄したという内容です。
そして「700食余ってしまった」という言い方については、初日に作ったラーメンが700食余っていたという意味ではなく、翌日に700食分を売らなければいけない状況で集客のために発信したものだった、と話していました。
数字の中身としては、それで通ります。
1000食の予定から300食を引けば、残りはちょうど700食ですから。
ただ、あの投稿を読んだ人が受け取ったのは「余っている」のほうでした。
本人も「誤解を招くような投稿をしてしまい、大変申し訳ございませんでした」と頭を下げています。
指で直接タレを味見する動画や、タンクトップ姿で調理している映像についても触れていました。
あれは麻布十番納涼まつりではなく、海の家での調理のときのものだという説明です。
そのうえで「別のイベントであっても、原因との因果関係にかかわらず、食品を扱う者として不適切な行為でした」と謝罪していました。
今後については、味見の方法、調理のときの服装、手洗い、手袋の使用と交換、食品の保存、調理器具の扱い方についてルールを文字にして、自分を含めた従事者全員に徹底すると話しています。
5日の動画では閉じていたコメント欄が、この回は開いていました。
厳しい言葉が並ぶなかで、そこだけは評価する声も出ています。
現物が残っていない食中毒で、経路まで1本に絞れないこと自体は珍しくありません。
それでも、この結論に納得できなかった人が多かった理由も、はっきりしています。
「混入源や混入経路の特定には至りませんでした」。
で終わらせる人が今後衛生管理を
出来るとは思えない。
(個人的な感想です。)こめお、78人食中毒の混入経路は「特定に至らず」
衛生管理の不徹底を謝罪
(J-CASTニュース) https://t.co/ou5KGtw9rO— まっちゃん🌱たぁくん (@macchan_taakun) 2026年9月10日
分からないのなら、防ぎようがないのではないか。
これは言いがかりではないと思います。
再発を止める手というのは、たいてい原因の場所に打つものだからです。
ただ、ここはもう少しだけ丁寧に分けておきたいところでした。
分からなかったのは経路のほうで、起きたことのほうは全部分かっています。
火を通せば死ぬ菌が、加熱しない麺に入って、458食のうち78人ぶんが当たった。
作る側の2人からも、同じ菌。
この並びだけを見ても、打てる手はちゃんと残っています。
手を洗う。手袋を替える。体調の悪い人は、その日の厨房へ入れないこと。
経路が特定できなくても、そこは今日から動かせるところです。
毎日つけるはずだった記録
そして9月11日、ここまでの話が全部つながる事実が出てきます。
テレビ朝日の取材で、店が法律で義務づけられた衛生管理の記録をつけていなかったことが分かったのです。
2020年の食品衛生法の改正で、原則すべての食品事業者は日々の衛生管理を記録することが義務になりました。
冷蔵庫の温度を確かめる。
調理器具の洗浄を確かめる。
それを営業日ごとに細かくチェックして、紙に残しておく決まりです。
みなと保健所の前田光哉所長は、取材にこう答えていました。
衛生管理計画を店がきちんと記録することは食品衛生法上の義務だが、通常の営業段階から行っていなかった。
普通の店舗であり得るのかと聞かれては、もし保健所で分かったらすぐに指導の対象になる、なかなかあり得ないものだと思う、とも話しています。
ここで、ひとつ前の章とつながってしまうところが出てきました。
混入経路が特定できなかった、という話です。
広島大学の中山達哉教授が、記録の意味をこう説明していました。
食中毒や事故が起きたときに、どういった原因からそうなったのかを追跡できることが一番のメリットだ、と。
そのうえで、それをしていないということは、一般的に食品衛生の知識がなく管理もずさんかと考えてしまう、とも答えています。
記録というのは、事故が起きたあとに読み返すためのものでした。
あの日の冷蔵庫が何度だったのか。
どの器具を、いつ洗ったのか。
それが残っていれば、経路はもう少し絞れたかもしれません。
残っていないから、絞れなかった。
ここは私の推測ではなく、記録が追跡のためにあると言っているのは専門家のほうで、その記録が無かったと言っているのは保健所のほうです。
本人は9月11日の午前0時すぎ、同じ番組の取材に応じました。
つけないといけないという認識はあった。
対応しなければいけない事項がかなり増えたうえで、優先順位が下がってしまった。
自分が現場に立っているので、自分の視認による確認のみになっていた。
そして僕自身の根本の衛生管理に対する意識の甘さがあった、と。
ここが、この件のいちばん苦いところだと思っています。
ひとつ前の章で、出店の形そのものは違反ではなかったと書きました。
届け出も許可も、書類の上では通っていたのです。
疑われていた場所には違反がなくて、誰も見ていなかった場所に違反があった。
見える手続きのほうは通してあって、毎日の見えない記録だけが抜けていたことになります。
消毒の写真に写っていた素手
営業停止が明けた翌日、2026年9月10日の午後4時45分に、こめおがXへ報告を出しました。
割烹こめをとかにを、両方のスタッフと一緒に衛生講習を受けたこと。
次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする消毒液で殺菌と消毒を行い、必要な箇所の衛生状態をもう一度検査したこと。
これからは従業員の検便を月1回、スタッフの体調確認を毎日行うこと。
段ボールでの保存をやめて、食材や備品は衛生管理のしやすいコンテナへ移すこと。
調味料やトッピングについても、器具の洗浄と交換の頻度を見直したこと。
店を消毒したのは、首都圏でクリーニング事業を手がけている会社でした。
紹介したのは、ブレイキングダウンを手がけてきた実業家の溝口勇児さんです。
前日の9日には、その会社の社長も作業の様子を投稿していました。
溝口勇児 @mizoguchi_yuji さんの紹介で、割烹こめお・蟹ラーメン専門店かにを両店の緊急消毒を実施しました。
また、細菌の拭き取り検査も実施しました。
さらに、衛生管理の指導と改善を徹底しました。
私は、保育所5カ所の開設と運営を通じて、福祉施設の保健・衛生管理を実践的に学びました。… pic.twitter.com/99YIVsbj7c
— 大郷大介【ニューマン社長】 (@NEWMAN_DAI) 2026年9月9日
ダスキンのフランチャイズ加盟店として、これからも自社が継続して衛生管理を担当すること。
返信ではさらに、踏み込んだことも書いていました。
毎月の全職員の検便と、毎日の健康管理記録の徹底を約束してもらったこと。
毎月、その実施状況を自分たちで確認しにいくこと。
そして実施されないようであれば自分も手を引くし、そう宣言するとまで書いていました。
ここは、これまでと性質が違うところ。
本人が「やります」と言うのではなく、外の会社が「毎月見に来て、やっていなければ降りる」と先に宣言しています。
約束の重さというのは、破ったときに何が起きるかで決まるものです。
その意味では、10日にいちばん重い言葉を出したのは、本人ではありませんでした。
それでも、返ってきた反応はほとんどが冷たいもの。
ひとつは、公開された写真そのものです。
【こめお、溝口氏の紹介で消毒してもらう】
デスラーメンとネットで揶揄される様になってしまった、こめおのラーメン専門店
「かにを」そこに溝口氏の紹介でニューマンという企業が、こめおの店を一斉に消毒に入った。
ごめん、こめを。これは指摘させてもらう
この方達は「消毒」に来てるんだ。… pic.twitter.com/zmkqGBMqeC
— さくらニュース (@KxeSHkstW453827) 2026年9月9日
白い防護服とマスクの作業員が薬剤をまいている、その隣に、赤い作業着のこめおが立っています。
ゴム手袋をした人のとなりで、素手のまま調理台に手をついている一枚もありました。
「何のためにこの方達がこの格好をしているか、分かれ」という一行が、いちばん静かで、いちばんきつかったと思います。
指摘は、それだけでは終わりませんでした。
この投稿にはコミュニティノートが付いています。
写真では赤い制服のスタッフが帽子やマスクをつけず、手首の皮膚を出した状態で写っている。
食品を扱う人は衛生的な作業着を着て、必要に応じて帽子とマスクをつけるよう食品衛生法施行規則などで定められている。
そういう内容で、条文へのリンクまで添えられていました。
もう1か所、翌11日に見つかったところがあります。
写真の調理場の頭の上に、段ボールが積んであったのです。
指摘した人は、段ボールはほこりやカビや虫を呼びやすく、波打った構造は洗えないこと、高いところに置けば下の調理台へ落ちてくることを並べていました。
この投稿は130万回以上表示されています。
いちばん痛いのは、同じ投稿の本文に「段ボールでの保存を見直す」と自分で書いてあったことでした。
やめると書いた当人の写真に、それが写っている。
これについては、その日のうちに返事が出ました。
今回の件をきっかけに、衛生管理について改めて勉強しています。
正直、料理のことは考えていても、衛生管理についてここまで深く考えたことはありませんでした。
「知らなかった」では済まされない。
飲食店を経営する人間として、まず自分から変えます。… pic.twitter.com/TSh1f0oZUw
— こめお (@komeo1144) 2026年9月11日
指摘された箇所は段ボールを片づける前の写真で、店からは段ボール類をすべて処分した、という内容です。
あわせて「知らなかった」では済まされない、まず自分から変える、とも書いていました。
指摘されたその日に動いたこと自体は、悪いことではないと思います。
ただ、ここに一つの形が見えてしまうのも確かでした。
改善を写真で見せると、写真に写っているもの全部が次の検品の対象になります。
帽子、マスク、手首、素手、棚の上の段ボール。
見せた分だけ、見られるところが増えていく。
9月10日の投稿は、11日までに1600万回表示されています。
それだけの目が、1枚の厨房の写真を隅から隅まで見ていたわけです。
ここまでが、写真そのものへの指摘でした。
もうひとつの方向が、書かれていた内容のほうです。
月1回の検便。毎日の体調確認。段ボールをやめてコンテナへ移す。器具の洗浄と交換の頻度。
並んでいるのは、飲食店が最初からやっていることばかりでした。
だから返信欄では「本来飲食店なら当たり前にやることしか書いてない」という言葉が、何度も繰り返されています。
ここが、この件でいちばん言葉にしにくいところ。
当たり前のことを改善として報告すると、読んだ人の中では「今まではどうしていたのか」という質問に変わります。
やったこと自体は、どれも正しいのです。
正しいのに、並べれば並べるほど、これまでの空白のほうが濃く見えてくる。
「今後は」という3文字が、そのまま「今まではしていなかった」と読まれてしまうわけです。
返信欄でいちばん多かったのも、怒鳴り声ではなく、この形の問い返しでした。
そしてもうひとつ、報告のほうには書かれていない日付があります。
港区のホームページには、区の対応としてこう記されていました。
9月4日に、当該店舗で従業員全員に対して食品衛生講習会を実施した、と。
行政の側では、講習は6日前に終わっていたことになります。
10日の報告がその講習を指しているのか、それとは別に受けたものなのかは、投稿からは読み取れません。
ただ、区の記録のほうでは、指導はもう始まっていました。
報告の最後の一文には、こう書かれています。
「今後の発信でも、今回学んだことや、日々の店舗で実践している衛生管理について、自分自身の再確認も兼ねて発信してまいります」
衛生管理を、これから発信していく。
この人の商売がずっと発信で成り立ってきたことを思えば、自然な流れではあります。
ただ、衛生管理というのは見せるためにやるものではありません。
誰も見ていない閉店後に、シンクを磨いてから帰るところにあるものです。
発信しても伝わりにくいし、発信しなくても積み上がります。
体調を崩した人が使える3つの窓口
怒りの行き先の話が続きましたが、いま実際に困っている方に必要なのは、たぶんここから先です。
港区は9月7日までに、今回の食中毒についての窓口を3つ用意しました。
ひとつめが、食中毒調査の専用窓口です。
電話は03-6400-0046、みなと保健所の生活衛生課西部地域食品監視係。
あの冷やし蟹ラーメンを食べたあとに下痢や腹痛や発熱が出た方が対象になります。
ふたつめが、健康相談の窓口。
電話は03-6400-0081で、こちらは保健予防課の感染症対策担当です。
受けているのはこれから体にどんな影響が出るのか、後遺症は残るのかという相談のほうになります。
どちらも平日の午前8時30分から午後5時15分まで。
そして3つめが、法律相談の窓口です。
弁護士に無料で相談できる窓口が、9月11日の金曜から開きます。
毎週月曜と金曜の午後5時から7時まで、場所は区役所3階の区民相談室。
相談時間は25分で原則1回、対面と電話とオンラインから選べます。
申し込みはみなとコール(03-5472-3710)への事前予約で、相談日の前の週の月曜午前9時から前日の午後5時までが受付です。
この3つめが置かれた意味は、けっこう大きいと思っています。
補償の話を、被害に遭った人がひとりで店と向き合わずに済む形にしたということだからです。
補償そのものについては、9月5日の動画で方針が語られていました。
医療費とは別に見舞金についても対応する方針で、入院した方や症状が重かった方は個別の事情も確認しながら対応していく、という内容です。
金額も範囲も、まだ出ていません。
区長も、営業者に対して被害を受けられた方々への誠実な対応を強く求めると書いていました。
お祭りで食べたもので家族が寝込んだ、という方がもし読んでいたら。
怒る前でも、怒ったあとでも構わないので、この3つのどれかにかけてみてください。
数として記録に残ることが、いちばん先に効きます。
この記事で参考にした資料
人数や決まりごとの話が続いたので、自分でも確かめられるように読んだものを並べておきました。
行政の発表
- 東京都港区「麻布十番納涼まつりにおける食中毒事案の調査結果について」(2026年9月3日)
- 東京都保健医療局「食中毒の発生について」(2026年9月3日)
- 東京都保健医療局「臨時営業(催物等)の許可」の案内ページ
- 東京都港区「麻布十番納涼まつりにおける食中毒事案への対応について」(相談窓口・法律相談窓口・区の対応/2026年9月7日更新)
法律の条文
- 食品衛生法63条3項(都道府県知事等から厚生労働大臣への報告)
- 食品衛生法施行規則(直ちに報告すべき患者数の基準=50人)
報道
- 産経新聞「麻布十番まつり 116人食中毒訴え」(2026年9月3日)
- 東京スポーツ(提供数・補償対応・営業休止についての報道/2026年8月28日・9月3日)
- 山路力也「こめお氏の新ラーメン店が『食品偽装』で激しく炎上 ラーメン特有の『炎上理由』とは」(Yahoo!ニュース エキスパート/2026年5月24日)
- 山路力也「麻布十番祭り『冷やし蟹ラーメン』で体調不良訴え相次ぐ こめお氏は何を『謝罪』したのか」(同/2026年8月27日)
- テレビ朝日系(ANN)「麻布十番まつり78人食中毒『冷やしカニラーメン』原因 サルモネラ属菌を検出」(2026年9月4日/日ごとの提供数と患者数・保健所と医師のコメント)
- J-CASTニュース「こめお、78人食中毒の混入経路は『特定に至らず』 衛生管理の不徹底を謝罪」(2026年9月10日/9月8日の動画の内容)
- スポーツニッポン(2026年9月8日・9月10日/700食の説明・調理方針・衛生講習の報告)
- 女性自身(2026年9月10日/消毒を担当した会社の説明と、営業再開が未定であること)
- テレビ朝日系(ANN)「冷やしカニラーメンで食中毒123人 代表謝罪 衛生記録なしのずさん管理」(2026年9月11日/患者数・区長と保健所長のコメント・本人への取材)
- SmartFLASH/ピンズバNEWS/週刊女性PRIME(2026年9月11日/消毒の報告への反応とトッピングの指摘)
なお、この記事は医療の専門家が書いたものではありません。
お祭りやイベントで食べたあとに下痢や発熱が出たときは、この記事を読み返すより先に病院で診てもらってください。
そのうえで、住んでいる地域の保健所へ連絡すると、その1件が数として記録に残ります。
9日で処分は明けました。
それでも10日の時点で、割烹こめをが再び開く日は決まっていません。
けれど、戻らないものを抱えたままの人が123人。
相談した人まで入れれば、250人です。
7日で終わった話として片づけるかどうかは、行政のカレンダーが決めることではありません。
その線を引くのは、この夏を覚えている側のほうです。











