2026年10月1日の明け方、東京・六本木のクラブで、YouTuberのヴァンビが警視庁に現行犯逮捕されました。

報道によると、ヴァンビの本名は白井竜樹容疑者(36)で、20代の女性の下半身を触った疑いが持たれています。

ニュースが流れてすぐ、SNSにはこんな言葉が並びました。

「いつか捕まると思ってた」

2025年4月、ヴァンビの飲み会での被害を配信で訴えたインフルエンサーの地雷チャンも、報道からまもなくこう書いています。

ヴァンビの名前は今回の逮捕の前から、何度も「飲み会」の話とセットでネット上に出てきていました。

六本木のクラブで現行犯逮捕

最初に報じたTBSによると、現場は港区六本木のクラブで、時間は10月1日の午前4時前。

ヴァンビは当時、酒に酔っていたとみられ、通報を受けて駆けつけた警察官が、その場で逮捕したということです。

被害を受けた女性については、それ以上のことは伝えられていません。

昼すぎにこのニュースが広まると、こんな声も上がりました。

一方で、10月1日の昼の時点でも、まだ分かっていない点が残っています。

  • どの罪名で逮捕されたのか
  • ヴァンビ本人が容疑を認めているかどうか

ヴァンビが所属する太田プロダクションは、モデルプレスの取材に「現在、事実を確認中です」と答えています。

ヴァンビのプロフィールと経歴

  • 活動名=ヴァンビ(VAMBI)
  • 本名=白井竜樹(報道による)
  • 年齢=36歳(逮捕時の報道)
  • 誕生日=7月10日
  • 出身地=東京都
  • 所属事務所=太田プロダクション
  • 会社=株式会社HERO’ZZ(ヒーローズ)代表取締役
  • 主なチャンネル=Spider-VAMBI(旧スパイダーメーン・登録者1830万人)、ヴァンビ(同208万人)
YouTuberのヴァンビ(太田プロダクション公式サイトのタレント紹介より引用)
引用元:太田プロダクション公式サイト タレント紹介 ヴァンゆん(https://www.ohtapro.co.jp/talent/vambi.html)

 

もともとはヴィジュアル系バンドのボーカルで、YouTubeに軸足を移してから一気に名前が広まった人です。

  • 2014年2月 ヴィジュアル系バンド「LOG-ログ-」のボーカルとしてデビュー
  • 2016年3月 バンドが解散し、翌月にYouTubeチャンネルを開設
  • 2018年夏 元アイドルのゆんと男女コンビ「ヴァンゆん」を結成
  • 2021年12月 ゆんとの「登録者250万人で結婚する」生配信が批判を浴びる
  • 2022年7月 顔を隠したチャンネル「スパイダーメーン」を開設
  • 2022年12月 ヴァンゆんの年内での活動休止を発表
  • 2023年7月 スパイダーメーンが開設374日で登録者1000万人に到達
  • 2023年8月 スパイダーメーンの正体がヴァンビだと公表
  • 2023年9月 ヴァンゆんが解散
  • 2024年1月 株式会社HERO’ZZを設立し、3月にSNSの学校の開校を発表
  • 2025年4月 主催した飲み会での被害を、女性インフルエンサーに告発される
  • 2025年12月 新番組『REAL INFLUENCER』を始める
  • 2026年7月 暴行被害の映像をAIで加工したとみられる動画を投稿し、批判を浴びる
  • 2026年10月1日 六本木のクラブで現行犯逮捕

いちばん大きな数字を作ったチャンネルは「スパイダーメーン」で、いまはSpider-VAMBIと名前を変えています。

スパイダーマンの衣装で自分の顔を隠し、海外向けのショート動画を出していたチャンネルでした。

開設からわずか374日という異次元のスピードで登録者1000万人に届き、当時の日本人最速の記録に。

登録者1000万人という途方もない数字のわりに、日本で本人の顔を知らない人が意外と多いのは、そもそも海外の視聴者に向けて作られたチャンネルだったからです。

2024年には自分の会社を立ち上げ、格闘技イベント「BreakingDown」の運営にも関わってきた実業家の溝口勇児と組んで、SNSで注目を集めるコツを「バズ学」として教えるオンラインの学校も華々しく始めています。

かつて打ち立てた日本人最速の記録と、明け方の六本木での今回の逮捕とのあまりのギャップに、深くため息をついた人もいました。

大麻グミの告発は2025年4月の別件

逮捕の第一報を伝えるSNSの投稿の中には、「女性に大麻成分を含むCBDグミを無理やり口に入れたと暴露される」と、過去のトラブルを並べて拡散しているものもあります。

「わいせつ行為も最低だけど、ドラッググミを持ってたのが衝撃」と受け取った人もいたようです。

ただ、報じられている今回の逮捕の直接の疑いは「クラブで女性の下半身を触った」ことで、グミの話は今回の容疑には入っていません。

グミの話が大きく出てきたのは、1年半ほど前の2025年4月19日のYouTube生配信。

有名人の裏話を明かす配信者・ポケカメンの配信に、インフルエンサーの地雷チャンとりさまるの2人が出て、ヴァンビが開いた飲み会での出来事を語ったのです。

2人が配信で語った話は、こういうものです。

  • 「大勢でワイワイする会」と誘われて行ったら、男性4人との合コンの形だった
  • 着いてすぐ「ウェルカムテキーラ」として、なみなみ注いだテキーラを飲まされた
  • 初対面のヴァンビに登録者数と再生数を聞かれ、自分より少ないと分かると「お前」「こいつ」呼ばわり
  • 同じ飲みの席にいた人気歌い手のluzが、大麻由来の成分を含むグミを、2人と一緒に来ていた一般の女性に食べさせた
  • 地雷チャン自身もヴァンビにグミを無理やり口へ入れられ、すぐに吐き出した
  • クラブへ移ろうと店を出たところで、ヴァンビが一般の女性の頭からテキーラを浴びせるようにかけた

名前の挙がったluzは、グミは自分が店に着いたときにはすでにテーブルにあったもので、自分は口にしておらず誰かに勧めてもいない、とすぐに事実を否定しました。

一方のヴァンビ本人は、2025年4月にこの告発がネットニュースで報じられた時点では、釈明も出さずに何も語らないままで、グミの話はいまも告発した側の言い分として残っています。

それでも六本木での今回の逮捕を受けて、「これ前ポケカメンとこで暴露されてた内容じゃん…本当だったんだ」と、1年半前のあの生々しい告発を思い出した人もいました。

 

地雷チャンは自分の動画で、暴露を決めた理由をこう話しています。

「『そんな飲み会あるの普通じゃね?』とか言われるこの価値観をぶっ壊したいから、だから私は暴露をしました」

炎上も役目だと書いた2025年12月

告発から7か月半後の2025年12月4日、ヴァンビは自分のYouTubeチャンネルで、インフルエンサーが「マフィア」と呼ばれる審査役の前で自分のSNSを売り込む新番組『REAL INFLUENCER』を始めました。

同じ日、芸能人の裏話を流す匿名の暴露アカウントが、「知名度B-」「ヨイショされないとキレる」という言葉を添えて、関係者のものだとするLINEなどの画面を投稿しています。

ヴァンビ本人は、すぐにこう返しました。

スクリーンショットで出回ったLINE画面の中身は、本物なのか捏造なのか、いまも第三者には確かめようがありません。

 

その4日後の12月8日、ヴァンビは、番組の出演者を名指しで批判した自分の投稿が「普通に失礼」と叩かれたことを受けて、Xにこう書いています。

「今回、俺の役割は『番組の注目度を上げること』『話題に上がること』だ」

「結論、それを達成する為なら自分が叩かれようが炎上しようがそれらを全うする責務がある」

出演者とのLINEのやりとりも載せて、炎上の一部が前もって裏で打ち合わせていた「プロレス」(台本どおりのケンカ)だったことまで明かしたこの投稿は、翌日までに本人の手で消されました。

それでも画面の写しが出回り、「やっぱりプロレスだったんや」と呆れる声が広がっています。

登録者250万人で結婚する生配信

2021年12月25日、ヴァンビと元アイドルのゆんによる男女コンビ「ヴァンゆん」のチャンネルで、「ヴァンゆんチャンネル登録者250万人達成したら結婚する生配信!!」という配信が行われています。

企画の相方であるゆんは、配信の中身を事前に何も知らされず、目隠しをされたまま突然カメラの前に連れてこられました。

始まった時点の登録者は226万人で、ヴァンビは「これがクリスマスの奇跡で達成したあかつきには、マジで結婚してほしい」と呼びかけています。

戸惑っていたゆんは、最後には「大人の目が怖い…250万人行ったら、わかりました。断れない状態ですね」と受け入れる形になりました。

結婚という人生の一大事を、その夜の登録者の伸びだけで決めてしまおうとする段取り。

 

配信のあとは「全世界にこんな恥ずかしい思いさせられてゆんちゃんがかわいそう」という声が相次ぎ、ヴァンビは翌26日に「全ての責任の所在は僕にある」と謝りました。

コンビはその1年後の2022年12月に年内での活動休止を発表し、2023年9月には正式に解散。

 

当時の配信を振り返って、こう書いた人もいます。

コンビ時代を見ていた人の中には、今回の逮捕に「ヴァンゆんじゃなくなってから落ちたな」とこぼす人もいました。

被害の映像がヒーロー動画に

逮捕のわずか2か月あまり前の2026年7月にも、ヴァンビは、ある女性の暴力被害をめぐって大きな批判を浴びています。

如月れいは、六本木のキャバクラで働きながら、次世代のキャバ嬢を選ぶオーディション番組「LAST CALL」で審査役も務めている人なんです。

この番組は、1000万円の整形を賞品にした配信でも物議を醸していて、その中身はラストコールすふたんの配信が物議…1000万円の整形を賞品にした番組の闇でくわしく書いています。

その如月れいが7月18日の朝、自宅マンションの下で見知らぬ男に蹴られ、地面に叩きつけられるという暴力被害にあいました。

如月れいは警察に被害届を出したうえで、そのときに自衛のためスマホで撮っていた映像をSNSで公開しています。

 

7月22日の夜、ヴァンビはその映像を引用して「如月れいに暴力したナンパ男の末路がこれか…」と書き、15秒ほどの動画を投稿しました。

実際の被害の映像をAIで加工したとみられるショート動画で、ヒーローのように駆けつけたヴァンビが「離れろ!」と叫んで男に飛び蹴りを食らわせ、如月れいに「大丈夫?」と声をかける架空の場面が描かれていました。

これには「フリー素材じゃねえんだからさあ」「彼女の怖かった気持ちが置いてけぼり」といった声が並びました。

動画を出すたった5日前の7月17日に、ヴァンビ自身が「今の時代、炎上はインフルエンサーだけでなく一般の方も気をつける必要があります」と呼びかけていたことを指摘する人もいたんですよね。

 

ただ、当の如月れいは、ヴァンビの投稿を引用して好意的に返していました。

如月れいの投稿にある「痛客接客タイム」は、番組の中でキャバ嬢が迷惑な客(痛客)のあしらい方を見せる企画のことです。

2人はLAST CALLで共演していた間柄。

それでも動画を批判した人たちが指していたのは、本当に怖い思いをした人の映像が、別の誰かの見せ場に勝手に作り替えられてしまったことでした。

「また溝口界隈」と言われた半月前の逮捕

今回の逮捕で、「また溝口界隈やん」と思った人も多かったようです。

溝口勇児は、先ほどのSNSの学校をヴァンビと立ち上げた実業家で、「LAST CALL」を運営する会社の代表でもあります。

その「LAST CALL」に出ていた六本木の人気キャバ嬢・ヤマトリノが、今回の事件のわずか半月前の2026年9月15日、港区六本木の自宅マンションでコカインを持っていたとして、麻薬取締法違反の疑いで現行犯逮捕されたばかりでした。

売上2億円ともいわれた人気キャバ嬢が逮捕されるまでの流れは、ヤマトリノ逮捕の闇…売上2億キャバ嬢の末路がヤバいで追っています。

 

9月25日には溝口勇児が自分のYouTubeで、LAST CALLの出演者に尿検査をする考えを明かしています。

ヴァンビも2026年7月、LAST CALLにゲストとして出ていた一人。

今回の容疑は薬物ではなく、2つは別々の事件ですが、同じ番組のまわりで半月のうちに2人目の逮捕となれば、「また」と書きたくなりますよね。

「いつか捕まる」と言われていた理由

今回の逮捕には、「日本一のYouTuberなのにどうして?」と首をかしげる声もありました。

ただ、現場は明け方のクラブで、ヴァンビは酒に酔っていたとみられています。

2025年4月に生配信で告発されたテキーラの出来事も、その年の12月に地雷チャンが明かした話も、舞台はどちらも酒の入る「飲み会」。

「いつか捕まると思ってた」と書いた人たちの頭に浮かんでいたのは、この〈飲みの席のヴァンビ〉だったのではないでしょうか。

 

かつて結婚というプライベートを登録者の数で決めようとした生配信も、番組のために炎上を役目と書いた投稿も、目の前にいる生身の人より数字を先に置いたように見えてしまう場面でした。

飲み会の被害を訴えた地雷チャンは、2026年1月に公開された対談動画で、こう話しています。

「一番大事なことは数字を持つことではない」

「いつか捕まると思ってた」は、飲みの席の話を何度も耳にしてきた人の、正直な実感なのだと思います。