30歳になった今も、熱愛報道がひとつも出てこない石川祐希。

2026年9月24日に広まった動画で、本人が口にしたのは、28歳か29歳には結婚しているつもりだった、という言葉でした。

ところがファンの目が止まったのは、言葉そのものよりも、身ぶりを交えて楽しそうに話すその姿。

画面越しに思わずドキッとした人が次々に現れて、ファンのあいだではある噂までささやかれるようになります。

世界で戦い続ける石川祐希は、これほどの人気がありながら、どうして結婚しないのか。

その噂には、何か根拠があるのか。

石川の仕草に「何か」を感じた人たち

動画のなかの石川は、ソファに腰かけて、言葉を探すたびに右手をふわりと動かしながら話しています。

その指先のしなやかさに「女の子みたい」「オトメン」とときめく声があふれました。

そのなかで、いつのまにか「ゲイなのでは」という噂まで広がっていきます。

背の高い人ならではの動きに見えた人もいれば、イタリア仕込みだと見た人も。

大学生のうちにイタリアへ渡り、プロになってからの8シーズンは、1年の大半をイタリアのチームで過ごしてきた人です。

身ぶり手ぶりが大きくなるのも無理はありません。

 

ふだんテレビで見る石川といえば、スパイクを打ち込むときの鋭い表情か、主将として仲間に声をかける横顔。

ソファでくつろいで、言葉を選びながら照れたように話す姿は、それだけ見慣れない一面でした。

だからこそ、よけいに目に焼きついたのかもしれません。

石川祐希のプロフィールと経歴

  • 名前=石川祐希(いしかわ・ゆうき)
  • 生年月日=1995年12月11日(30歳)
  • 出身=愛知県岡崎市
  • 身長=192cm
  • ポジション=アウトサイドヒッター
  • 出身校=星城高校→中央大学
  • 所属=ジラート・バンク・アンカラ(トルコ)
  • 家族=姉と妹(妹は女子日本代表の石川真佑)
バレーボール男子日本代表の石川祐希(JOC公式サイトのアスリートページより引用)
引用元:JOC(日本オリンピック委員会)公式サイト アスリート紹介 石川祐希(https://www.joc.or.jp/athletes/ishikawayuki/index.html)

バレーボールファンなら誰もが知る、星城高校のころから「怪物」と呼ばれてきた人。

  • 2012年・2013年 星城高校で2年連続の高校三冠
  • 2014年12月 中央大学に在学したまま、イタリアのモデナへ
  • 2018年3月 大学を卒業したその日にプロ転向を発表
  • 2020年 イタリアのミラノへ移り、4シーズン在籍
  • 2021年4月 日本代表の主将に就任
  • 2024年 パリ五輪に出場、イタリアのペルージャへ移籍
  • 2026年6月 トルコのジラート・バンク・アンカラへの移籍を発表
  • 2026年9月 アジア選手権で優勝し、ロス五輪の出場が決まる

2024年のパリ五輪の準々決勝は、強豪イタリアに2-3で逆転負けした激闘でした。

その試合で石川は、ひとりで32得点を挙げています。

ここ数シーズンはけがにも苦しみ、厳しい声を向けられることもありましたが、ファンの目は変わっていません。

男子バレーをこれほど夢中で見るようになった入口に、石川の姿があったという人も多いのではないでしょうか。

2026年6月の移籍発表では「新しい経験が必ず僕を成長させると確信しています」とコメントしていました。

30歳になった今も、バレーのためなら住む国ごと変えてしまう人なんです。

 

そのトルコで、9月28日から3日間、西部の街イズミルで国際大会が開かれました。

ジラートは決勝をストレートで制して優勝し、石川も3日間で54得点を挙げています。

地元トルコのバレーボールメディアは、チームメイトとともに、大会でいちばん活躍した2人として石川の名前を挙げていました。

その会場で撮られた短い動画が、日本のファンのあいだで回っています。

映っているのは、プレーの合間に、両手で口もとを押さえる石川の姿です。

ソファの上で話題になったやわらかい仕草は、どうやらトルコのコートの上でも変わっていません。

結婚は28、29歳のつもりだった

結婚について聞かれた石川の答えは、こんな内容でした。

  • 結婚はいいもの
  • ただ、この仕事をしていると難しい
  • 結婚の前に、まず付き合う相手がいないといけない
  • 人生をバレーに捧げていて、いつもバレーをしている
  • 28歳か29歳には結婚していると思っていた
  • でも、できないものは仕方がない
  • 結婚している海外の選手を見ると、ちょっとうらやましい

そのつもりのまま、気づけば30歳。

しかも結婚したい気持ちそのものは、実は10年以上前から変わっていません。

2015年5月、まだあどけなさの残る19歳でテレビ番組『ボクらの時代』に出たときは、結婚は「26、7ぐらいで」、好きなタイプは「よくしゃべってくれる女の子」と答えていました。

 

2023年8月には、妹の石川真佑とスタジオで並んで、同じ番組に出ています。

真佑が結婚したい気持ちを口にすると「初めて聞きました、僕」と返す、兄妹らしいやりとりもありました。

その回で自分の結婚については、相手は「日本人じゃなくてもいいかなとかはありますね」と話しつつ、こうも言っています。

「いや、考えますけど。できないんですよね、こういう生活してたら」

言葉の違う国を数シーズンごとに移りながら、誰かと出会い、付き合い、結婚を考えるところまで進むのは、私たちが想像するよりずっと難しいことなのでしょう。

結婚している海外の選手を見て「うらやましい」と話したのにも、家族を連れて国を渡り歩くチームメイトの姿を、すぐ隣で見てきた実感がこもっている気がします。

30歳まで熱愛報道はゼロ

熱愛報道が出ないなかで、一時だけ名前が挙がったのが、モデルのCocomiとのうわさです。

ただ、2025年11月に週刊誌が報じたCocomiの交際相手は、同じ日本代表の小川智大でした。

幸せになってほしいけれど、誰かのものになるのは少し寂しい。

そんな気持ちを抱えたまま、結婚の話題が出るたびにそわそわしてしまうのが、ファンの本音なのかもしれません。

 

熱愛の話が聞こえてこない理由のひとつは、やはり本人の言う「こういう生活」にあります。

1年のカレンダーに並べてみると、秋から春まではヨーロッパのリーグ戦、春から夏は日本代表の合宿と国際大会。

プロになった2018年からずっと、オフと呼べる時間はほとんど残らない過酷な毎日です。

夏に日本へ戻っても、過ごすのは代表の合宿と試合会場。

だから、週刊誌のカメラが待つ夜の街に、そもそも出ていく時間がないんです。

それに、あの大谷翔平も、それまで熱愛報道がほとんどないまま、2024年2月に突然結婚を発表して日本中を驚かせました。

報道がないのは、誰もいないからなのか、表に出していないだけなのか、外からは見分けがつかないんですよね。

ゲイの噂が出る3つの理由

石川祐希にゲイの噂が出るとき、よく挙がるのはこの3つです。

  • 30歳まで女性との報道がひとつもない
  • 話すときの身ぶりや物腰がやわらかい
  • チームメイトとの距離がとても近い

なかでもいちばん目に入りやすいのが、3つ目の距離の近さ。

バレーボールは、1点決まるたびにコートの中央へ集まって、肩を叩いたり抱き合ったりして喜び合うのが当たり前の競技。

そのなかでも石川は、点が決まるたびに肩を組み、頭をなで、ときには仲間の頬に手を添えるほど、スキンシップの多い選手です。

試合中は主将として張りつめている人が、ベンチやコートの外では仲間と屈託なくじゃれ合う、そのギャップに、つい目が止まるんですよね。

目が離せない高橋藍とのやりとり

その距離の近さで、ファンの目がとくに集まるのが、5歳年下の高橋藍と並んだときの石川。

ふたりは同じアウトサイドヒッター(攻撃の中心になるポジション)として、年齢差を感じさせないまま日本代表のコートに並んできました。

同じイタリアのリーグも経験していて、ファンのあいだでは「ゆーきさん」「らんらん」の呼び名でおなじみ。

今回の結婚観の話題にも、こんな冗談まじりの声が上がっていたほどです。

ふたりの空気を楽しむ気持ちと、石川に幸せになってほしい気持ちは、ファンの中でちゃんと両立しています。

そして、コート上では主将として後輩を引っぱる石川が、高橋藍の隣ではふっと肩の力を抜いたように笑う。

その一瞬が見たくて、テレビ中継の録画を何度も巻き戻してしまう気持ちは、私にもあります。

男子バレーにゲイは多いのか

SNSなどでは、男子バレーにはゲイの人が多い、という話もよく聞きますが、それを示す数字は出ていないのが実際のところ。

ただ海外では2025年6月、アメリカ男子代表の主将エリック・ショージが、LGBTQ(性的少数者)であることを主将のまま公表しています。

本人はインタビューで「自分に正直になり、自分の望むように生きることが選手にとって重要だと考えるようになりました」と語りました。

公表から1か月ほどたったころには、「何も変わっていません」という言葉も出ています。

日本の男子のトップ選手で、現役のうちに公表した人は、まだほとんど知られていません。

 

今回の騒ぎのなかでも、「どっちでもいいけど、将来自分を偽って辛く感じる生活だけはしてほしくないな」という声がありました。

その一言に、うなずいた人も多いはずです。

仮にどんな話が出てきたとしても、ファンにとってはきっと「何も変わらない」のだと思います。

現役中には結婚したい

2023年7月のイベントでは「現役中には結婚したいです」「自分のプレーを子どもに見てほしいです」と話していた石川。

「現役のうちに」という言葉が指す時間も、30歳の今は少しずつ限られてきています。

9月13日には、北九州で開かれたアジア選手権の決勝でイランを破り、日本は2028年のロサンゼルス五輪の出場権をつかみました。

主将として「ほっとしている」と話した石川も、ロス五輪の夏には32歳。

バレーの予定が2028年の夏まで見えてきたいま、「現役中には」という言葉の重みも、少し変わってきた気がします。

本音がこぼれた今回の動画の「うらやましい」も、温かい家庭を持ちたい気持ちがまだ続いているからこそ出てきた言葉なのでしょう。

今回の噂も、ずっとバレーを選んできた石川祐希のスタンスあってこそだし、いつかやってくる結婚の報告を待ちつつ、これからの活躍に期待していきたいですね。