「ヤマトリノ」が2026年10月20日、保釈金250万円を納めて、原宿警察署の留置所から出てきました。

2026年9月15日にコカインを持っていた疑いで逮捕されるまでは、六本木の高級キャバクラ「ジャングル」でトップを張り、店が用意したタワーマンションで暮らしていた27歳です。

10月6日には起訴され、翌7日には、薬物を使っていた疑いで逮捕し直されました。

警察の車の中からカメラへ向けて作ってみせたハンドサインと、送検の日に舌を出してウインクした顔。

あの手の形は「仲間は売らない」という合図だと言われているのに、取調室の中では、それが半分しか守られていなかったようです。

手で黙秘を見せていた本人が、取り調べでは「クスリは彼氏からもらっていた」と話していたと報じられているのですから。

ところが逮捕し直された10月7日、彼女は「弁護士と話がしたい」と口を閉じ、今度は否認していた彼氏が、使ったことを認めたそうです。

そして逮捕から1か月あまりたって、保釈されて警察署を出てきた日の彼女は、逮捕のときとはまるで違う姿を見せています。

250万円の保釈金で外へ出た10月20日

NEWSポストセブンによると、10月20日の午後3時半ごろ、原宿署の出入口に黒いワンボックスカーが横づけされ、出てきた彼女は、グレーのスウェットにピンクのマスク、足もとは白いエルメスのサンダルという姿。

荷物は台車に積まれた紙袋とバッグがいくつか、まわりは関係者の男性たちがしっかり固めていたそうです。

カメラへ向けてポーズを作ることも、笑ってみせることもありませんでした。

 

月に2億を売った人が250万円で外へ出てくるのを見て、お金を払えば出てこられるのかと、もやっとした人もいますよね。

ただ保釈金は、逃げたり証拠を隠したりしないように預けるお金で、決められた条件を守って裁判に出れば、あとで戻ってくるもの。

罪が軽くなったのではなく、裁判を待つ場所が、留置所から外へ移っただけなんです。

 

同じ日の昼すぎには、「たざわ(元ヤマトリノ)」を名乗るアカウントが、こんな謝罪文を投稿していました。

  • 騒ぎを起こしたことへのお詫び
  • 捜査の関係でいつものアカウントは動かせないので、今後はここで発信するという宣言
  • 報道と一部違う事実はあるが、原因は自分の甘さだという釈明

最後は「人生ここからジャングルですが」と、勤めていた店と同じ名前の言葉を使って、応援をお願いする一文で結ばれています。

このポストを載せた人が笑っているのは、謝罪文よりもアカウントのIDのほう。

「20de_py」は、「20日でパイ」と読めます。

「パイ」は留置場で使われる釈放の隠語で、「20日でパイ」は、20日の勾留だけで起訴されずに外へ出ること。

完全黙秘を続けて20日を乗り切れば出てこられる、という意味合いで使われ、Netflixのドラマ『九条の大罪』のセリフとしても広まった言葉です。

ところが実際の彼女は、勾留の期限が来る前の10月6日に起訴され、翌日には逮捕し直されて、外へ出られたのは、逮捕から35日後の保釈でした。

起きたことと正反対の言葉をIDにしているので笑われていて、ポストした人もあとから、このアカウントを「偽垢」と呼んでいます。

 

ただ、このアカウントは2011年に作られて、2012年には英語で野球の話を書いていたと指摘する人もいて、本人のものかどうかは確かめられていません。

保釈が報じられる前から出回っていたうえに、IDまでこの調子なので、そのまま受け取るのはやめておいたほうがよさそうです。

留置所生活が長引いた3つの理由

逮捕は9月15日で、保釈は10月20日。

留置所での暮らしは、35日に及びました。

  • 10月7日、使っていた疑いで逮捕し直された
  • 部屋から見つかった、ほかの21袋
  • 時間をかけて進める入手ルートの捜査

1つ目は、10月7日の再逮捕。

警視庁はこの日、コカインとケタミンを使っていた疑いで、2人を逮捕し直しました。

ケタミンは、2007年から麻薬として規制されている薬です。

部屋から押さえた袋の一部から2つの成分が出て、尿検査も陽性だったと報じられています。

1つの容疑で、逮捕から起訴(裁判にかけること)を決めるまで身柄を留めておけるのは、最長で23日ほど。

持っていた疑いの分は、その期限が来る前の10月6日に、東京地検が起訴しました。

ただ、起訴されたのはコカイン0.4グラムではなく、押収品から見つかった別の麻薬、ケタミン約0.024グラムを持っていた罪のほう。

地検は「現時点での証拠を鑑みた」と説明していて、部屋の21袋に付いていたわずかな粉の鑑定に時間がかかっているため、コカインを持っていた罪も、あとから起訴される見通しだと伝えられています。

そこへ使っていた疑いの再逮捕が重なったので、また最長23日ほどの数え直しが始まり、いっぱいまで使えば10月末ごろまで延びる計算でした。

保釈(お金を預けて、裁判までのあいだ外へ出してもらう手続き)を求められるのは、起訴されたあとだけ。

ケタミンを持っていた罪では起訴が済んでいても、使っていた疑いで留め置かれているあいだは外へ出られないので、保釈が見えてくるのは、その分の起訴が決まってからだと見られていました。

取り調べはほぼ終わっていて、まもなく保釈される可能性が高いという報道もあれば、保釈されるかはまだ流動的だという報道もあって、見方は割れていたんです。

結局は弁護人の側が10月16日に保釈を求め、東京地裁が20日にそれを認めて、10月末を待たずに外へ出ています。

 

2つ目は、部屋から見つかったほかの袋。

最初の逮捕の容疑は0.4グラムでしたが、部屋からは、コカインとみられる白い粉の入った小さな袋がほかに21袋も見つかっています。

弁護士の解説では、コカインを1回に使う量は0.03グラムほどで、0.4グラムだけでも10回分を超える量。

自分で使うために持っていた場合の刑は7年以下の拘禁刑ですが、売るつもりだったと見られれば1年以上10年以下に跳ね上がり、実刑にもなりやすくなります。

この21袋について本人は、「袋を捨てるとバレてしまうかと思って怖かった」という趣旨の話をしていると、10月6日にテレビ朝日が伝えました。

21袋の中身と使い道をどう見るかは、その分かれ目にかかわってくるでしょう。

 

そして3つ目が、入手ルート。

捜査幹部はデイリー新潮に、売った人間の名前を簡単に話す被疑者はほとんどいないので想定のうちで、逮捕の前からある程度の当たりはつけていると話し、「じっくりやればいい」と言い切っています。

再逮捕を伝えたTBSも、警視庁は常習的に使っていたとみて入手ルートを調べている、と報じました。

持っていた罪では起訴されましたが、使っていた疑いの分がどう扱われたのかは、保釈を伝えた報道でもはっきりしていません。

初めての逮捕なので執行猶予がつく見通しだとも報じられていますが、判決が出るのはまだ先の話。

原宿署6階で過ごした1か月あまり

逮捕し直される前の原宿署の留置所で、彼女は取り調べに素直に応じていたそうです。

捜査関係者によると、カメラの前で見せた強がりとは打って変わって、雑談では軽口をたたくこともあるものの、疲れが見えて、気持ちはかなり参っているように見えたといいます。

逮捕し直されてからは、ますますおとなしくしていたそうです。

 

一般に警察の留置所は、朝6時半から7時ごろに起こされて布団をたたみ、夜9時に明かりが消えるまで、1日が時間できっちり区切られた場所。

夕方に店へ入り、明け方まで指名の席を回っていた夜の暮らしとは、時計の針がちょうど逆さまです。

留置所の様子を知る人物によると、中ではこんな毎日。

  • 部屋はほかの女性の容疑者との雑居
  • 風呂は週に1〜2回、1回20分ほど
  • 4〜5人が一緒に、担当者に見られながら入浴
  • 風呂上がりに使える化粧品も限られる
  • スマホは押収されて誰ともやりとりできない

「売上2.3億」と告知したバースデーでシャンパンタワーの真ん中にいた人が、保釈されるまでの1か月あまりは、見張りのついた20分の風呂を待つ暮らしだったんです。

ヤマトリノのプロフィールと経歴

  • 活動名=ヤマトリノ(Xの表示名は「リノ ヤマト」)
  • 年齢=27歳(逮捕時)
  • 仕事=六本木の高級キャバクラ「ジャングル」のキャスト・インフルエンサー
  • フォロワー=Instagram約18万人・YouTube登録者約11万人(逮捕時の報道)
  • 以前の名義=「選手の妻」(当時の恋人のあだ名が「選手」だったことから)

売上の桁の感覚も、ふつうとはまるで違う人でした。

夜の仕事に入ったのは19歳のときで、歯に衣着せない物言いと過激なキャラクターで、SNSやYouTubeの切り抜きを通して名前が知られるようになった人です。

  • 19歳 六本木で夜の仕事を始める
  • 2020年2月 Xを始める(当初の名義は「選手の妻」)
  • 2022年夏 歌舞伎町の店へ移ってナンバーワンになり、その後六本木へ戻る
  • 2026年6月 バースデーイベントの売上2.3億で、店のグループの歴代最高を更新したと告知
  • 2026年7月2日 キャバ嬢のオーディション番組「LAST CALL」への出演辞退を表明
  • 2026年9月15日 自宅でコカインを持っていた疑いで逮捕
  • 2026年10月6日 ケタミンを持っていた罪で起訴
  • 2026年10月7日 コカインとケタミンを使っていた疑いで再逮捕

過去の動画では「有名キャバ嬢になるのは、メジャーリーガーになるより難しい」と言い切っていました。

LAST CALLの辞退を伝えた動画では、番組を仕切る実業家の溝口勇児を前に、最後まで相手に気をつかいきることはできなかった、という意味で「すみません、最終忖度まで出来ませんでした」と切り出し、41歳の溝口勇児に向かって「41歳なのに全てが子ども」とまで言い放っています。

スマホのケースには、警察のマークのシールを貼っていたそうです。

交通違反で止められたときにそれを見せて「警察好きなんですよね」と言えば、点数を大目に見てもらえそう、というのが本人の説明。

誕生日イベントの客まで洗った内偵

その「警察好き」のシールの持ち主を、警察は逮捕の5か月ほど前から見張っていたのです。

現代ビジネスによると、警視庁の薬物の捜査員が動き出したのは2026年4月下旬。

店の入ったビルの前で張り込みを続け、バースデーイベントの当日には、店に出入りする客をひとり残らず目で追い、必要なら尾行までしていたそうです。

しかも、店の出入り口を見張れる位置には監視カメラまで置かれていて、きっかけはタレコミだったとみられています。

当の溝口勇児も、逮捕のあとの配信で、この内偵をネタにしたほどです。

そんな内偵が進んでいたころ、本人は逮捕の少し前に、実業家・三崎優太とのYouTubeの対談に出ていました。

夜の街の薬物事情を聞かれて、アフター(閉店後にお客さんと飲みに行くこと)でお客さんがクスリを出してくるような場面は見たことがないと答え、「隠れてやっているかも(笑い)」と冗談めかしたうえで、「キャバクラにいる方が安全」とまで言っています。

さらに2026年6月には、出演を予定していたイベントを急に欠席したことも。

その直前に、溝口勇児と対立する暴露系のアカウントが、出演するキャバ嬢の秘密をばらすと予告していて、ばらされて困ることに心当たりがあったから出なかったのでは、という見方も出ていました。

ハンドサインは「何も話さない」の合図

あのハンドサインが撮られたのは、逮捕の翌日の9月16日、まだ夜も明けないうち。

原宿署へ入っていく警察の車の中で、彼女は右手の指を折り曲げ、カメラへ向けて何かの文字のような形を作ってみせました。

この形は完全黙秘の宣言で、「仲間は売らない」という意味だと週刊女性PRIMEは書いています。

もとはアメリカのストリートやギャングの文化から来た、仲間内だけで通じる合図。

日本でも、2021年に薬物の容疑で逮捕され、当時の報道で指定暴力団の組員とされたラッパーのKENNY-Gが、同じ形を写真で見せていたと言われています。

手の形の由来が気になる方は、こちらもどうぞ。

ヤマトリノ逮捕の闇…売上2億キャバ嬢の末路がヤバい

逮捕の2日後、9月17日の送検では、今度は舌をぺろっと出して、カメラにウインクまでしてみせました。

この送検のときのポーズについて、本人は「当時、精神的にとても不安定でやった」という趣旨の話をしているそうです。

車の中のハンドサインのほうは、本人が何か説明したという報道は出ていません。

「令和の虎」の主宰として知られる実業家の林尚弘は、あのポーズには「港区だいたいみんなやってるじゃん!なんで私だけ?」という本音が出ている、と茶化していたほど。

 

ところが逮捕からしばらくの取調室の中は、この合図とまるで噛み合っていませんでした。

彼女は逮捕されたその日から、部屋のクスリは自分と彼氏の2人のもので、一緒に使っていたと認めていたと報じられているからです。

カメラの前で「しゃべらない」と見せたとき、取調室では、口はもう開いていたのです。

「彼氏からもらった」に変わった供述

逮捕の直後、2人の言い分ははっきり分かれていました。

彼女が恋人の名前まで出して認めたのに対して、恋人は「自分のものではない」と否認していたと伝えられています。

恋人は埼玉県内でリフォーム会社を経営する28歳で、2人は半ば同棲しているような関係でした。

警視庁が部屋へ踏み込んだのも、わざわざ2人がそろっている日。

捜査関係者は「女だけがクスリをやっていて、男が知らないなんてことはあり得ない」と見ていて、彼女が立ち上げていた会社の書類に書かれた住所が、恋人の関係する場所だったことからも、2人には「かなりの信頼関係がある」と踏んでいたそうです。

 

別々の取調室にいる2人は、相手がいま何を話しているのかを知りません。

相手が先に自分のせいにするかもしれないと思えば、こちらから相手の名前を出したほうが得に見えてくる、いわゆる「囚人のジレンマ」。

逮捕の直後には、彼女ひとりが使っていたと判断されれば、恋人は罪に問われない可能性もある、という弁護士の解説もありましたが、恋人の尿からも陽性が出て、その逃げ道は細くなりました。

そして10月6日のデイリー新潮によると、彼女は取り調べでこう話していたそうです。

「クスリは彼氏からもらっていた。彼氏がどこから持ってきていたかは知らないし、聞いていなかった」

初日は「2人のもの」だったのが、今度は「持ってきたのは彼氏」に変わりました。

警察が「かなりの信頼関係」と見ていた恋人を、彼女はクスリの出どころとして名指ししたわけです。

 

しかも、その言葉の選び方がなんともしたたか。

「買っていた」ではなく「もらっていた」なら、お金を払って手に入れたことにはなりません。

「知らないし、聞いていなかった」と続ければ、その先の出どころについては、話そうにも何も持っていないことになります。

計算なのか、たまたまなのかはともかく、この言い方なら、彼女は買った人でも、売った人を知っている人でもありません。

渡されたクスリを使っていただけの人、ということになるわけです。

 

ところが、その翌日に話の向きが変わります。

10月7日に使っていた疑いで逮捕し直されると、彼女は「弁護士と話がしたい」と言って黙秘していると報じられました。

反対に、逮捕のときは否認していた恋人が、今度は「自分で使ったことは事実」と認めたとのこと。

話していた彼女が口を閉じ、否認していた恋人が認めるという、逮捕の日とは逆さまの形になりました。

黙秘は法律で認められた権利なので、それだけで何かを認めたことにはなりません。

それでも、カメラの前で見せた「しゃべらない」の合図に、3週間たって取調室のほうが追いついたように見えてしまいます。

煽ったポーズで勾留は延びたのか

10月7日に逮捕し直されたあとの送検では、あの舌出しもウインクも、テレビのカメラには映りませんでした。

10月14日のデイリー新潮によると、そこには警視庁上層部の意向も働いたようで、捜査幹部は、パフォーマンスに付き合うことも利用されることも避けたかった、という趣旨の話をしています。

2度目には、ポーズを見せる舞台そのものが用意されていなかったわけです。

 

逮捕の日の映像は、いまも「警察を煽りまくった末路」という言葉つきで回っていて、ネットではこんな声まで出ています。

ただの微罪なのだから、泣いて反省してみせて罪を認めていれば20日で出られたのに、メディアの前であんなポーズをしたせいで、嫌がらせのように勾留されている、と。

あの笑顔を見せられた側からすれば、ふざけた分だけ長く入れられているように見えるのも無理はありませんよね。

ただ、勾留が延びたのは、尿と袋から出た〈使っていた疑い〉で逮捕し直されたからで、泣いて頭を下げていても、20日で外へ出られたとは限らないんです。

 

では、あのポーズが何も招かなかったのかというと、そうでもありません。

取り調べには応じていても、別の捜査関係者は「反省して素直に全部しゃべる感じでは全くないと見ている」と話していて、質問に答えることと、反省して洗いざらい話すことは別だと受け取られているようです。

しかも、執行猶予をつけるかどうかを決めるときに考えに入れられる事情の1つが、事実を認めて反省しているかどうかだと、弁護士は解説しています。

本人がどう説明していても、あの舌出しの映像は、名前で検索すればいつでも出てくるもの。

全国紙の社会部記者は、〈逮捕されても堂々としている〉という印象だけが残れば、事件そのものが一種のパフォーマンスとして扱われかねない、と話していました。

カメラの前の数秒の強がりは、勾留の日数を延ばしたという材料こそ出ていないものの、反省の度合いを量る人たちの目にも、検索すれば出てくる映像にも、この先ずっと残り続けます。

誰も口にしない売人と3つの噂

彼氏の名前が出たその先、クスリを売った人間の名前は、いまも出てきていません。

恋人も、手に入れた先についてはあいまいな話しかしていないと、10月6日の時点で伝えられていました。

売った人間の名前を出せば、その先にいる仲間から何をされるか分からず、夜の街ではもう誰からも信用されなくなる、と言われる世界。

 

彼女を知る人からは、「コカインをキメたら酔いが飛ぶ」「仕事としてやってる印象」という声も出ています。

お酒を飲んで売上を作る仕事の中で、酔いを飛ばすための道具になっていた、という見立てです。

そのうえで、ネットでは3つの噂が回っています。

 

噂1 21袋は売るためだったのでは

材料になるのは、部屋から見つかった21袋と、0.4グラムでも10回分を超えるという量の目安です。

袋の一部からはコカインとケタミンの成分が出たと報じられていて、あとは、はかりや客とのやりとりのような〈売った跡〉が出てくるかどうかです。

 

噂2 反社会的勢力とつながっていたのでは

材料になるのは、あの手の形が、組員とされたラッパーと同じだと言われていることです。

本人とどこかの組織との関係が出てくるかどうかは、これからの捜査しだいです。

 

噂3 もっと大きな捜査の網にかかったのでは

警視庁は2025年10月に、匿名で集まっては散る犯罪グループ、いわゆるトクリュウを追う対策本部を立ち上げています。

そこへ、5か月ほどの内偵と店の前の監視カメラという大がかりな捜査が重なったので、こういう見方まで出てきました。

今回の事件がその対策本部の捜査かどうかは、まだ明らかになっていません。

10月15日のFRIDAYでは、警察OBの男性が、当局は彼女を夜の街に広がる薬物の「中心」とみて前から狙っていて、恋人のほかにも複数の男性とやりとりがあったことが分かっている、と話しています。

ただし、これは捜査の側から公式に示された話ではありません。

契約解除でも保釈後に戻ったタワマン

外へは出られても、元の暮らしへ戻る道はほとんど残っていないようです。

ジャングルを運営するグループの代表は、逮捕が報じられた9月16日のうちに謝罪のコメントを出し、本人の活動をすべて止めて、店のホームページのキャスト一覧から名前を消しました。

契約の解除もすでに決まっていて、住んでいた六本木のタワーマンションの一室も、もともと店が用意した部屋だったため、店から出ていくよう求められています。

それでも保釈された日、車はいったん秋葉原のほうへ回って関係者を1人降ろし、そのあと六本木駅から歩いて数分のタワーマンションへ入っていったと、NEWSポストセブンは伝えました。

9月15日に警視庁が踏み込み、コカイン0.4グラムが見つかった、あの建物です。

出ていくよう求められていた建物へ、保釈されたその日のうちに戻ったことになります。

 

次の部屋探しも、ひと筋縄ではいかない様子。

いまは賃貸でもネットで名前を調べられて、契約を断られることがよくあるそうで、事情を知る関係者は、自分の名義では借りられず誰かに名義を借りてもらうしかないだろう、と見ています。

夜の仕事に戻る道も、細くなるばかり。

高級店の幹部は、これだけ騒ぎになった人を雇う店があるかは疑問で、物珍しさで新しいお客さんがつくのは最初だけ、店のあとに一緒に飲みに行くお客さんの側まで疑われかねない、と話しています。

しかも逮捕の前には、関西の有名グループが都内に構える店へ、数千万円規模の移籍金で移る話が水面下で進んでいたそうで、別の高級店幹部によると、その話は逮捕のあとに立ち消えになりました。

 

さらに海外も同じで、本名と顔がここまで報じられると、薬物の前歴に厳しいアメリカへの入国はしばらく難しいだろう、というのが事情に詳しい人物の見立てです。

出てきてもまたYouTubeで稼げばいい、とはいかないかもしれません。

店も部屋も海外への道も、一度に閉じかけています。

そして、あのタワマンを出ることになれば、部屋で一緒に暮らしてきた愛犬のハナコの行き先も変わります。

「何で私まで」と巻き添えになった人たち

とばっちりは、同じマンションの同僚にまで。

売れっ子のキャストに店が高級な部屋を用意して迎えるのは、いまの夜の街では当たり前のことで、彼女と同じマンションにも、ジャングルが売れっ子のために借りていた部屋がいくつもありました。

今回の騒ぎで、マンションの持ち主や管理会社の側から、ほかのキャストの部屋についても契約を解除したいという申し入れがあり、何人かは引っ越しを避けられない見通しです。

部屋の名義が店でまとまっているぶん、1人の逮捕が、同じ建物に住む売れっ子たち全員の問題になってしまいました。

同僚のキャストからは、こんな恨み節まで。

「何で私までこんな目に……」

同じマンションに住んでいたというだけで追い出され、同じ疑いの目まで向けられかねない人気嬢たちにとっては、たまったものではありませんよね。

 

しかも、番組にまで飛び火しました。

「LAST CALL」はフジテレビの湾岸スタジオで収録する予定でしたが、目玉として名前の知られていた彼女の逮捕を受けて、今回は使わせられないと断られたそうです。

7月の辞退のとき、彼女は「私は溝口さんといることでマイナスがあると感じた」と話していましたが、その2か月余りあとに収録場所を失ったのは、溝口勇児の番組のほうでした。

その「LAST CALL」で6月まで共演していたゆいぴすとあっすんは、10月7日に公開された動画で、薬物のことは「マジで知らなかった」と口をそろえています。

収録は再逮捕より前の9月27日で、あっすんは「友達だから更生はさせてあげたい」とも話していました。

「警察好き」も「キャバクラにいる方が安全」も、カメラへ向けたあのポーズも、強気に見せたものが全部、自分の不利な材料として返ってきているところが、この転落劇のいちばん悲惨なところなのかもしれませんね。