YouTubeのキャバ嬢オーディション番組「ラストコール」で合格した福田有花が、2026年11月2日の夕方4時、番組との契約を終えたとXで報告しました。

報告は4枚の画像で、いまは「黒川雲雀」の名前で活動していることも添えられています。

そして4枚目に並んでいたのは、飛行機とホテルの値段でした。

番組の支援で整形を受けたのに、働くお店が決まる前に番組を離れる。

ネットには「無料で整形して終了」という言葉も出ていて、それを見てずるいと感じた人もいれば、何があったのかと気になった人もいるのではないでしょうか。

4枚を順に読んでいくと、「無料」という言葉に入りきらなかった1年分の出費が見えてきます。


契約終了に書かれた理由

ラストコールは、2026年1月から配信が始まった番組で、MCは溝口勇児とローランドです。

志願者は「シンデレラ」と呼ばれ、人気キャバ嬢たちの審査を受けます。

合格すると、SBC湘南美容クリニックから最大1000万円分の美容整形の支援が受けられるとされ、この金額が番組の看板になってきました。

福田有花は、その第3回のシンデレラです。

合格したあとは整形とダイエットに取り組み、10月24日には自分のXにこんな写真を出していました。

そこからわずか9日後の契約終了です。

理由として書かれていたのは、「今後の活動や自分自身の将来について考えた結果」の1行で、運営と話し合ったうえでの双方合意だったとされています。

それより詳しい事情は、どこにも書かれていません。

 

報告の1枚目には、番組に出た理由になった夢も3つ並んでいました。

  • キャバ嬢になること。
  • 東京で暮らすこと。
  • 自分の容姿に自信を持つこと。

体重は本人の言葉で100kgから55kgまで落ちましたが、お店はまだ決まらず、東京にも住んではいませんでした。

飛行機で通っていたことから、東京から離れた地方に住んでいるとみられます。

4枚目の一覧は、その東京へ通っていた1年の記録になっています。


自腹だった約82万円

4枚目の画像には、「これから挑戦される方へ」という見出しがついています。

番組に応募しようとしている人、とくに地方に住んでいる人に向けて、自分が実際に負担した費用の一部を紹介する、という書き出しです。

整形の手術、番組の収録、術後の診察、お店の面接と、東京へ足を運ぶ理由はいろいろあったそうです。

日程の連絡が直前になることも多く、安い時期に航空券や宿を取ったり、予定をまとめたりするのが難しかったため、思っていた以上に交通費と宿泊費がかかったとも書かれていました。

 

一覧は、配信が始まる前の2025年11月から始まっていて、中身はこうなっています。

  • 2025年11月27日から2026年10月9日まで、8回に分けて書かれた上京の記録
  • いちばん長い滞在は6月20日から30日で、ホテル代だけで17万1800円
  • 書かれた金額を足すと、飛行機とホテルだけでおよそ82万円

本人いわく、これは「費用の一部」です。

そして一覧には、手術代の行が1つも出てきません。

整形そのものは、番組の支援でまかなわれていたとみられます。

だから「無料で整形」は、まったくの間違いというわけでもないんです。

けれど、その整形を受けに東京へ通う飛行機代とホテル代は、本人が払っていました。

 

番組の動画では、支援の金額がくり返し大きく映し出されてきました。

次の投稿は、福田有花とは別のシンデレラが、整形後の自分の顔を初めて見る場面を番組から切り取ったものです。

画面の上には「整形費用1000万円で」という文字が出ています。

こうした場面に、東京までの飛行機代が映ることはありません。


「3年は働け」という声

契約終了が伝わると、ネットでは厳しい声も上がりました。

これだけの整形を受けたのなら、せめて何年かはお店で働くべきだ、というものです。

最低でも3年は働くという決まりが要るのでは、という声まで出ていて、そう感じるのも無理はありません。

番組を応援してきた人ほど、ここまで見守ってきたのに、と思ってしまいますよね。

 

その3年が始まるには、まず働くお店が決まっている必要があります。

契約終了の2週間ほど前の10月18日の夜、福田有花はその日の放送で自分の名前が話題に出たことに触れて、こう書いていました。

それから2週間後に届いたのは、お店が決まったという知らせではなく、契約終了の報告でした。

契約の中身そのものは、本人の報告にも書かれていません。

それでも報告の最後には、これから出る人に向けて、「出演条件や費用負担、今後の活動に関する取り決め」を確かめてから決めてほしいと書き添えてありました。


お店に受からない合格者

同じ11月2日の朝には、番組の別の合格者オロチミコトが、キャバクラのアンジュール東京で働くことになったとXで発表しています。

番組が合格者に用意しているのは、整形の支援と、有名店に入るための後押しだと、ネットのメディアでは紹介されてきました。

では、合格すれば、お店はすぐに決まるものなのでしょうか。

現役のキャバ嬢を名乗る人からは、10月にこんな投稿も出ていました。

出演も整形も済んだのに、お店に受からない合格者がいる。

この投稿は、そのことを番組の外から言葉にしていました。


「消費されない」の意味

契約終了の報告を引用した投稿には、厳しい言葉もついていました。

とくに向けられていたのが、報告の中のこの2つの文です。

  • 番組に出演する以上、私自身の経験や挑戦が、一つのコンテンツとして届けられることは理解しておりました。
  • ですが、私の人生そのものは、誰かに消費されるためのコンテンツではありません。

引用した投稿の中には「最初からわかってたでしょ」と書いたものもあります。

整形もダイエットも番組で見せてきたのに、いまさら、という受け止めです。

 

読み返すと、本人も「理解しておりました」と先に書いているんですよね。

そのうえで分けているのは、番組で届けられる「経験や挑戦」と、自分の「人生そのもの」です。

ダイエットや整形の発信はこれからもXで続けると書いていて、見せること自体をやめるわけではありません。

報告の2枚目では「私はどうしようもなく自分に甘いままです」と、自分のことも責めていました。

番組の場面は、本人の書く数字とは少し違う「90kgから34kg減」という紹介とともに、番組の外でも切り取られて回り続けています。

「無料で整形して終了」の手前には、本人が自分で払ってきた1年もあった、ということですね。