2026年10月27日、高須克弥院長が夕方に自分のXへ上げたのは、「子鼠(こねずみ)の件『刑事告発準備完了』」という短い報告でした。

院長が「子鼠」と呼んでいるのは、「1日30分睡眠」を掲げてきたショートスリーパーの堀大輔です。

きっかけは、院長の三男で、高須クリニック名古屋院の院長でもある高須幹弥について、堀大輔が配信で口にした一言でした。

ネットには「完全に相手を間違えた」「喧嘩を売っちゃいけない人がいる」という声があふれています。

なにしろ、81歳の父親が、51歳の息子のために本気で動きはじめたのですから。

堀大輔はなぜここまで高須親子を怒らせてしまったのか、1年以上続いてきた因縁をたどりながら、この先どうなりそうかを見ていきます。

「刑事告発準備完了」と書かれた日

どの罪で告発するのかは、まだ明かされていません。

書かれているのは「準備完了」と「指示完了」までで、警察や検察へ告発状をもう出したのかどうかも分かりません。

それでも「電光石火すぎる」「最強のパパ」と驚く声が、一気に広がりました。

 

この報告に、堀大輔はこう返しています。

堀大輔は「50歳」と書いていますが、幹弥は1975年生まれの51歳です。

堀大輔が書いた「ヨネさん」は、YouTuberのクレアチンヨネのことで、そのクレアチンヨネが少し前に「堀さんもワンテンされるのか」と投稿していました。

ワンテンは110番のことで、ネットでは「警察沙汰になる」という意味で使われているようですね。

告発の準備ができたと言われているのに「光栄だなぁ(笑)」と返したので、「自爆行為では」と呆れる声も出ました。

堀大輔はその日の夜の配信で、「ライブ配信で高須先生のことを話すことは無い」と口にしたそうです。

堀大輔のプロフィール

堀大輔
引用元:GAHAKU株式会社 公式サイト
  • 名前:堀大輔(ほり・だいすけ)
  • 生年月日:1983年11月2日(42歳)
  • 出身:兵庫県尼崎市
  • 会社:GAHAKU株式会社 代表取締役
  • 団体:一般社団法人 日本ショートスリーパー育成協会(2026年9月30日付で解散・現在は後片づけを担う代表清算人)
  • 売っているもの:睡眠改善プログラム(講座)

堀大輔は、1日30分の睡眠を17年続けていると公言してきた人です。

2026年9月には、その1日30分の睡眠が本当だと自分で証明するために、1週間ぶっ通しで生配信をしました。

配信の途中で目が充血していく様子が話題になり、YouTubeのアカウントがBANされたらしいという話まで流れたほどです。

堀大輔はBANできる?一番効くのは『収益化停止』という話

そして今回の騒ぎのさなかの10月24日、看板の講座である睡眠改善プログラムの新規募集を締め切ったと告知しています。

高須親子との因縁は1年以上前から

堀大輔が高須親子とぶつかるようになったきっかけは、2025年の対談です。

  • 2025年6月1日:高須幹弥のYouTubeで2人が対談
  • 2025年6月5日ごろ:対談で撮った2人の写真が、堀大輔の講座を半額で売る広告に使われる。幹弥は「許可していない」と説明し、堀大輔が謝罪して広告を削除
  • 2025年12月:堀大輔がYouTubeの街録chのインタビューで幹弥との対談を振り返り、「医学的見地って言いますけど美容整形なんすよ」と発言(2026年9月に切り抜きが広まる)
  • 2026年8月6日:幹弥のYouTubeで2度目の対談。堀大輔が声を荒げる場面が広まる
  • 2026年9月2日:院長が、12月の発言の切り抜きに「無知蒙昧(むちもうまい)愚民妄言」と反論。言い返した堀大輔は、そのあと謝罪
  • 2026年10月23日:ReHacQ(リハック)の生配信で「公的な場でぶっ殺せる」発言
  • 2026年10月25日:院長が「父親の義務」「獅子は子鼠にも容赦しない」と投稿
  • 2026年10月26日:朝の配信で院長を「インプゾンビ」と呼ぶ。院長は「うるさい子鼠め!覚悟。」
  • 2026年10月27日:院長が「刑事告発準備完了」と報告

堀大輔は高須親子に謝って話を収めたことが、これまでに2回あります。

写真の件では「私個人の落ち度であり、不義理」と頭を下げ、9月の院長とのやり取りでも「人にものを尋ねる態度として適切ではなかった」と謝っていました。

 

しかし、少し時間がたつと、また高須親子の名前を出して突っかかっていくんです。

「公的な場でぶっ殺せる」発言

2026年10月23日の夜、堀大輔はビジネス動画メディアReHacQの生配信に出演しました。

配信の途中には、高須幹弥も電話で加わっています。

話題は、格闘技イベント『BreakingDown(ブレイキングダウン)』への出場でした。

 

幹弥は、腕をけがすると患者の手術ができなくなるからと、出場を断っていたんです。

女性自身の報道によると、堀大輔は、幹弥が出場を断ったことを「冷静な判断で正しい」と認めています。

そのうえで、自分がBreakingDownへの出場を引き受けたのは、幹弥も出るかもしれないと聞いて「あ、公的な場でぶっ殺せる」と思ったからだと話し、「僕はそれを狙ってたんで」と続けました。

手術を仕事にしている人を、試合の場で「ぶっ殺せる」と狙っていたと聞こえてしまいますよね。

 

この「ぶっ殺せる」発言が広まってから2日後の10月25日の昼、院長はこう書いています。

堀大輔も、すぐにこう返しました。

出場を断った幹弥から試合の提案があったというのは堀大輔の言い分で、どの試合の話なのかは分かっていません。

この「(意味深)」つきの投稿に、院長は同じ日の夜、こう返しています。

幹弥本人も同じ日に更新した自分のYouTubeで「柔術だったらほぼ100%僕が勝つ」と話し、けがをさせる意図はまったくないと語っています。

幹弥は柔道を12年続けてきた人で、柔術(つかんで投げたり関節を極めたりする格闘技)でも格闘家の朝倉未来と手合わせをしたこともあります。

「インプゾンビ」で火に油

院長に「信用できない」とまで書かれた翌朝の10月26日、堀大輔は配信でまた院長の名前を出します。

その場面を切り抜いた動画では、堀大輔が雑談の中で院長のことを「インプゾンビですよ。単純にインプが欲しいからやってる」と話しています。

インプゾンビというのは、表示回数(インプレッション)を稼ぐために、騒ぎに乗っかった投稿やコピペの返信をくり返すアカウントを指す、ネットの悪口です。

院長はその日の昼に「インプレゾンビ?何だよ。それ。」と書き、続けて「うるさい子鼠め!覚悟。」と投稿しました。

 

息子を守るために書いた「父親の義務」を表示回数目当てだと言われたら、親が本気で怒っていることまで軽く見られた気がしますよね。

その翌日の夕方、院長は自分のXで、告発の準備ができたと報告します。

高須院長は言ったら本当にやる人

2022年2月、院長は掲示板に「死亡事故で逮捕された」という嘘を書き込まれ、愛知県警に告訴しました。

書き込んだ大学生は名誉毀損の罪で起訴され、2023年5月に執行猶予つきの有罪判決を受けています。

このとき院長は厳しい罰を求めず、寛大な処分にしてほしいと伝えていて、裁判所はそれも判決の中で汲んでいます。

 

10月27日の夜、院長は「悪いことをしたらどうなるか学ばない馬鹿がわいてくる。」と書いて、この判決を伝える記事を引用しています。

誰に向けた言葉かは書かれていませんが、告発の準備を報告してから3時間あまりあとの投稿でした。

ただ、院長の側にも負けた裁判があります。

2017年には、国会で高須クリニックのCMを「陳腐」と言った議員などを、クリニックを運営する医療法人が名誉毀損で訴えています。

こちらは2019年3月に負けが確定しました。

勝ったか負けたかは別にして、院長の側は口にしたことを本当に裁判まで持ち込んできました。

「喧嘩を売っちゃいけない人」と言われるのは、言ったことを本当に裁判までやり切るからなのだと思います。

堀大輔はこの先どうなるのか

何の罪で告発するのかについて、Xでは「脅迫に当たるのでは」という声のほか、「講座のビジネスにも切り込むつもりでは」と見る人もいます。

警察や検察に処罰を求める手続きのうち、告訴は被害を受けた本人がするもので、告発は犯罪だと考えた人なら誰でも出せます。

父親の院長が自分で告発状を出しても、手続きとしては何の問題もありません。

 

ただ、告発状が受け付けられても、そのまま裁判になるとは限らず、起訴するかどうかを決めるのは検察です。

脅迫罪は、相手の命や体などに害を加えると告げて脅したときに問われる罪です。

今回の一言は、実現しなかった試合の話として配信で口にしたもので、「ブレイキングダウンの場で、と場所を限って話していたのだから、告発は厳しいのでは」と見る人もいます。

いっぽうで、堀大輔が「無敵の人」、つまり失うものがなくて何をするか分からない人にならないかと、高須親子の身の安全を心配する声も出ています。

これまでの2回は謝って収まりましたが、「君の言葉は信用できない」と書いた院長は、今回は告発という手続きで決着をつけるつもりなのかもしれませんね。