2026年10月1日、猪俣周杜が抜けて7人になったアイドルグループのtimeleszがフジテレビで会見を開き、メンバーだった猪俣の逮捕と契約解除について、そろって頭を下げました。

重い会見だったにもかかわらず、その夜からSNSのあちこちで名前が挙がったのは、2025年にオーディションで加入した最年少の篠塚大輝で、「こんなにしっかり話せる子だったの?」と驚く声が今も続いています。

これまでバラエティ番組などで「生意気」「イキっている」と言われることの多かった人だけに、「本当は育ちがいいんだ」と見直す声とともに、むしろこれが本来の姿だったのではと、思わされた会見でした。

 

しかも10月5日ごろからは、ふだんの受け答えを紹介する投稿まで、次々に読まれるようになっているんです。

中には、グループの先輩メンバーである菊池風磨(ファンからは「風磨くん」)を中心にした男子校のような賑やかなノリに合わせて、新人としてあえて強気に振る舞っていたのでは、と想像する声もあります。

篠塚大輝は、大阪で育ち、一橋大学の経済学部に通いながらオーディションを受け、加入した年に2度の炎上を経験した人。

本人がこれまでテレビや雑誌で明かしてきた家族の話を知ると、「育ちがいい」と感じたのは思い込みではなかったことが見えてくるんです。

会見で篠塚大輝が話したこと

猪俣周杜は2026年9月、知人女性に暴行してけがをさせた疑いで逮捕され、9月25日に釈放されたあと、9月30日付で所属事務所との契約を解除され、グループを脱退しました。

翌日の謝罪会見で最年少の篠塚大輝は、まず「被害に遭われた方に対し、心よりお見舞い申し上げます」と述べ、一日でも早く心と体の深い傷が癒え、平穏な日常を取り戻してほしいと続けています。

そのうえで、自分と猪俣、橋本将生の3人は、事務所の研修生にあたるジュニアの経験がない「一般候補という形でオーディションを受け、人生の全てを賭ける覚悟を持って」timeleszに入ったのだと、自分の言葉でまっすぐに説明しました。

猪俣については、同期として「同じ夢を追い続けるものだと考えておりました」という言葉も。

同じ覚悟で入ったはずの同期だったからこそ、「人として決して許されない行為をしたこと、そしてその弁明に対する無責任さ」に、強い憤りと深い悲しみを覚えていると、涙を浮かべながら語っています。

同期の話をしているさなかには、声が震えて言葉が詰まる場面もありました。

 

同じ会見で菊池風磨が「手が当たってしまったかもしれないという旨の供述にも腹が立ちました」と話していて、篠塚が口にした「弁明」も、この供述のことでしょう。

最後は、どんな言葉を並べても被害に遭った方やファンの心は癒えないと認めたうえで、「今僕たちができるのはこの現実を受け止め、一歩一歩、誠意を見せ続けること、それだけだと考えております」と、前を向いて締めくくりました。

同期だから腹が立ち、同期だからこそ悲しい。

その両方を、言葉を選びながら隠さずに口にした最年少の姿には、テレビの前でも胸がぎゅっとなります。

会見2日後のラジオで篠塚大輝が話したこと

会見から2日後の2026年10月3日、篠塚大輝は自分がひとりでパーソナリティを務めるTBSラジオ「…&シノ!from timelesz」に出演しました。

猪俣周杜の契約解除が決まってから、初めての放送です。

冒頭で「番組を始める前に、僕から少しお話しさせてください」と切り出すと、「僕たちtimeleszは7人で活動していくことになりました」と、まず自分の口からリスナーに伝えています。

そのうえで、ファンや関係者に改めて応援していただけるように、一つひとつの活動にしっかり向き合っていく、と約束しました。

 

重い報告のあとは「このラジオを聴いてくださっているみなさまにも、楽しい時間を届けられるように」と続けて、そこからはいつもの土曜の30分。

会見で涙をこらえながら話していた人が、2日後にはもう聴く人を楽しませる側へ戻ろうとしている姿に、少しほっとしたファンもいたのではないでしょうか。

同じ日の夜には、timeleszの公式インスタグラムが1か月ぶりに更新されました。

肩を組んだ7人の写真に添えられていたのは、「これからtimeleszは7人でこれまで以上に精一杯活動を続けていきますので、よろしくお願いいたします」という言葉です。

 

ただ、会見が終わっても、厳しい声がすっかりやんだわけではありません。

2026年10月11日に放送予定の「ザ!鉄腕!DASH!!」に松島聡と篠塚大輝が出ることがネットの番組表で分かると、「篠塚いらんやろ!何でいるんや!不愉快!」といった書き込みが寄せられたと、10月5日に週刊女性PRIMEが伝えました。

加入した年にも出演が物議になった番組で、今回の件に関わっていない2人にまで矛先が向いているのを見ると、応援している人の胸が痛むのも無理はありません。

「すみません」でなく「失礼しました」

会見で感情があふれて言葉が止まったあと、篠塚大輝はすぐに「失礼しました」と言って話を立て直しました。

とっさの場面では大人でもつい「すみません」が口をついて出るもので、泣いているさなかでも言葉づかいが崩れなかったことが、見ていた人の心に残ったのでしょう。

質疑応答では、篠塚たち新しく加入したメンバーがコンプライアンスの研修を受けていたかを聞かれ、「僕たちも個別で受けており、全体で受けた講習もございます」と答えました。

芸能人としての振る舞いを聞かれた場面では「菊池含め先輩にあたるメンバーからは」と切り出し、人前に立つ者としてどう振る舞えばいいのかを「熱心に指導していただきました」と話しています。

 

社外の人の前では、自分の上司でも名字で呼び捨てにするというのは、会社で働いたことがある人なら、新入社員のころに一度は教わる基本ですよね。

就職をせずに大学生のままオーディションを受けた20代の若者が、カメラと記者の前で、先輩を迷いなく「菊池」と呼んでいました。

家で身についたものなのか、加入してから先輩たちに教わったものなのかを、本人は語っていません。

ただ、その答えに近い話を、本人はバラエティ番組で何度か口にしています。

育ちがいい説を裏づける家族の話

2025年3月に放送された「上田と女が吠える夜」では、ふだんのお金の使い方を聞かれて「父がマクドナルドの株主」だと明かし、「株主優待券をいただくんでそれは使って、使い切った時は水頼んでます」と笑わせました。

同じ回では、timeleszへの加入が決まったとき、母親から「いとうあさこさんにお会いした時に本当に大ファンって伝えといて」と頼まれたことも話していて、家族とのやりとりの気安さが伝わってきます。

父親が株主で、母親とはこんな軽口を交わせる家と聞けば、ゆとりがあって仲のいい家庭が目に浮かびますよね。

 

会見の翌日、2026年10月2日には、子育て中の人のこんな投稿も多くの人に読まれました。

オーディションで初めて見たときは「附天→星光→一橋」という経歴に驚いたけれど、親になった今は、プリスクールに通いながら小学校受験の対策をして、バイオリンまで習っていたと聞くと、まず親がすごいと思う、という内容。

附天は大阪教育大学附属天王寺小学校、星光は大阪星光学院のことで、どちらも大阪では知られた難関校ですが、小学校の名前は本人が口にしたものではなく、ファンのあいだで言われているものです。

それでも、小学校受験をしていたことそのものは、2025年5月発売の美容誌『美ST』のインタビューで、本人が話していました。

バイオリンを習っていた話も、2026年2月7日放送のグループの冠番組「タイムレスマン」で、ゲストの木村拓哉を前に自分から打ち明けています。

小学校に上がる前の上品な習い事と、番組で見せていた水の早飲みとの落差に、木村拓哉がたまらず突っ込んだ場面です。

本人はイヤイヤ通っていたようで、真面目にやっておけばよかったと正直にこぼす姿も、ファンのあいだで話題になりました。

 

小学校受験も幼いころの習い事も、子ども1人の力では続けられないもので、息子の中学受験を経験した母親からは、本人の努力の後ろにあった家族の毎日を思う声も上がっています。

泣きながらでも崩れなかった会見の言葉づかいに、本人だけでなく、そうやって一緒に走ってきた家族の時間まで重ねて見ていた人もいたんですね。

 

一方で、会見のちょうど1年前、2025年10月1日に放送された「上田と女が吠える夜」では、大学2〜3年のころは「本当にお金がなくて1日1食」で、500円ほどのミニラーメンにおかわり無料のライスを3杯ほど足して、おなかを満たしていたとも話しています。

株主優待の券が届く家に育っても、大学時代の本人は1日1食でしのいでいた時期があったわけで、恵まれた家の子でも、お金の苦労は知っている。

その回で隣に座り、一緒に笑いながらお金の話をしていたのは同期の猪俣周杜で、1年後にはその同期のことで頭を下げることになったと思うと、あの日の涙の重さも、少し分かる気がするんです。

篠塚大輝のプロフィールと経歴

  • 名前=篠塚大輝(しのづか・たいき)
  • 生年月日=2002年7月9日(24歳)
  • 出身=大阪府
  • 身長=180cm
  • 血液型=B型
  • 学歴=一橋大学経済学部(加入した2025年当時は在学中)
  • 所属=timelesz(STARTO ENTERTAINMENT)/メンバーカラーは白
  • 2024年春 timeleszの新メンバーオーディションを知り、締め切りの3分前に応募
  • 2025年2月15日 Netflixのオーディション番組「timelesz project -AUDITION-」を経て、新メンバーとして発表される
  • 2025年4月26日 日本テレビのドラマ「クリエイタードラゴン」で主演
  • 2025年8月3日 「ザ!鉄腕!DASH!!」に出演し、出演の是非をめぐって物議に
  • 2025年11月 「めざましテレビ」のマンスリーエンタメプレゼンターを務める(18日の一発ギャグが炎上し、21日にグループが謝罪)
  • 2026年1月1日 ポリグロッツ「レシピー」のCMに出演
  • 2026年1月 テレビ朝日系で初めての冠番組「スポンジ・シノ」が放送
  • 2026年4月4日 TBSラジオ「…&シノ!from timelesz」のパーソナリティに
  • 2026年8月31日 「スポンジ・シノ」が月曜深夜のレギュラー番組に
  • 2026年10月1日 猪俣周杜の契約解除を受けた会見に、メンバー7人で出席
  • 2026年10月3日 脱退後初めての「…&シノ!from timelesz」で、7人で活動していくと報告
  • 2026年10月6日 MCを務めるTBS「地球まるごと大実験 ネイチャーティーチャー」が、会見のあと初めて放送
  • 2027年 江國香織原作の映画『焼却炉』が公開予定

クイズ番組の「Qさま!!」や「ミラクル9」「今夜はナゾトレ」にもたびたび呼ばれていて、国立大学の現役生という肩書きは、加入してすぐにテレビでの持ち味のひとつになっています。

ファンには関西弁まじりのまっすぐなしゃべり方が人気ですが、バラエティ番組を少し見ただけの人には、先輩にも物おじしない生意気な末っ子という印象が強く残っていたかもしれません。

加入1年目に続いた2つの炎上

その印象を強めたのが、加入した年に続いた2つの騒ぎでした。

1つ目は、2025年8月3日の「ザ!鉄腕!DASH!!」。

ジュニアとして何年も下積みをしてきた人たちが出たいと願ってきた看板番組だったので、オーディションで入ったばかりの新人が呼ばれたことに、一部のファンから「ほかにふさわしい人がいるのでは」という反発が広がりました。

 

このときは2日後、本人がInstagramのストーリーズで「様々な意見があることは真摯に受け止めております」と書き、未熟で至らない点がありながらも一つひとつの仕事に感謝を持って取り組む、と伝えています。

2つ目は2025年11月18日の「めざましテレビ」の生放送で、童謡「大きな古時計」の替え歌で「いまは もう うごかない おじいさんに トドメ~」と歌いながら殴るしぐさをした一発ギャグが、お年寄りを笑いものにしていると大きな批判を浴びました。

別のお笑い芸人が過去に披露していたネタでしたが、家族で見ている人も多い朝の情報番組だったこともあり、フジテレビが謝罪し、21日にはtimeleszも事務所の公式サイトで、メンバーの署名を添えた謝罪文を出しています。

加入した年にこの2つが立て続けに重なって、SNSでは「調子に乗っている」という手厳しい書き込みが目立つようになり、何をしても叩かれる、と胃を痛めるファンも出てきました。

 

その謝罪文の署名に、ファンが気づいた変化があったんです。

オーディションのころ「字が汚すぎる」と話題になり、4次審査では自分から「字が汚くてすみません」と頭を下げていた篠塚大輝の署名を見て、「字が綺麗になってない?」「もしかしてそこも頑張ってるの?」という声が上がりました。

批判のあとで字まで練習していたらしいところにも、この人の素直さが出ています。

言われたことを一つずつ直してきたというファンの話を知ると、会見で見せたまっすぐさも、急に身についたものではなかったのかもしれませんね。

会見後に広まった素顔の話

会見から数日たつと、篠塚大輝のふだんの受け答えを紹介する投稿が、Xで次々に読まれるようになりました。

いちばん広まったのは、アイドルになって4か月のころに「想像と違うこと」を聞かれたときの答えです。

いつ、どこでの受け答えなのかは、調べたかぎりでは確かめきれませんでした。

ただ、上京してから3年ほど高円寺に住んでいたことは、2025年11月の「ニノさん」で本人が話しています。

 

出どころまで確かめられた話も、いくつか。

2026年4月に発売された美容誌『MAQUIA』の増刊号では、人生で初めてのエステを自分で予約した、と話していました。

菊池風磨に聞けば教えてくれるけれど、料金まで払ってくれそうで「それは非常に申し訳ないので、お店は自分で探しました」とのこと。

使ったのは、大学生の学割と、初回限定の割引だったそうです。

先輩に甘えれば済むところで、自分で探して割引で行く。

株主優待の券を使い切ったら水を頼む、という家の話とも、どこかつながって聞こえます。

 

大阪の中学・高校時代の友達との付き合いも、加入の前から変わっていないようです。

雑誌『non-no』の2025年12月号では、「25人くらいのグループ」でオンラインゲームに集まり、毎日だれかしらが通話している、と明かしていました。

友達のほうも「お前が篠塚であることには変わりないだろ?」という接し方なのだとか。

もっとも、2026年2月の「タイムレスマン」で同級生の話をしたときには、「アイドルの自覚持てよ」といった批判を受けたこともありました。

こうした話を読むうちに、見方が変わったという声も。

timeleszの前の名前、Sexy Zoneのころからのファンは「セクラバ」と呼ばれています。

「元セクラバでずっとずっとtimeleszが許せなくて」という人が、「篠塚が少し好きになった自分がいる」と書いていました。

イキって見えたのは菊池のためだったのか

では、これまでの生意気な振る舞いは、菊池風磨を中心にしたグループのにぎやかなノリに合わせていただけだったのか、と考える人もいるようです。

菊池は2025年9月28日、自分の冠ラジオ番組「菊池風磨 hoursz」で、一般候補から入った橋本・猪俣・篠塚の3人について「『俺が一番だ』みたいなのが出てくるんですよ」「3人でいつも競ってますね」と、負けず嫌いな新人たちの微笑ましい様子を楽しそうに話していました。

先輩のこの話を聞くかぎり、あの強気な顔も誰かに合わせて作ったものというより、オーディションを勝ち抜いてきた若者がもともと持っている、ギラギラした負けたくない気持ちの表れだったんでしょうね。

 

その菊池は今回の会見で、オーディションを言い出した本人として、ジュニアの経験があるかないかで加入組が批判されてきたことにも触れ、「その差がこんなにも大きいものなのか」と苦しい胸の内を明かしています。

加入組への批判を自分のこととして背負う先輩の横で、篠塚大輝が「先輩にあたるメンバーからは」「熱心に指導していただきました」と答えたのが、先輩をかばったひと言に聞こえて、思わずじんときますよね。

ラジオで菊池が楽しそうに話した負けず嫌いな顔も、会見で先輩を立てた顔も、同じ篠塚大輝。

家族の話を聞くかぎり「本当は育ちがいい」という説はたぶん当たっていて、泣いているときにもそれが崩れなかったのが、あの日の「失礼しました」だったのでしょうね。