奈良の子鹿の死骸4体が怖い…知事が言わなかった『犯人にしか知りえない』こと
2026年10月23日の午前、奈良県が緊急の会見を開き、興福寺や東大寺の境内などで子鹿の死骸が4体見つかっていたことを発表しました。
4頭とも生後1か月にならない小さな子鹿で、体の一部が欠けていたそうです。
県が専門機関に尋ねて返ってきた答えは、「野生動物によるものである可能性は低い」というもの。
ひどい……
【速報】体の一部がない子鹿の死骸4体 奈良・興福寺や東大寺の境内などで発見相次ぐ 原因は「野生動物の可能性低い」 人為的か(MBSニュース)
#Yahooニュース— 卑屈な奈良県民bot🦌 (@nntnarabot) 2026年10月23日
生まれて1か月にもならない子鹿だと知って、私も読みながら胸が苦しくなりました。
誰が、何のためにこんなことをしたのでしょうか。
いまはまだ、誰がやったのかも、何のためなのかも分かっていない段階です。
それでも会見には、知事が「言わない」とはっきり決めたことがひとつありました。
寺のすぐそばで4頭も
子鹿が見つかったのは、次の4か所です。
- 8月21日 興福寺の北参道、奈良県文化財保存事務所の近く
- 8月27日 東大寺大仏殿の東側のあたり
- 9月17日 東大寺大仏殿の西側のあたり
- 10月1日 興福寺の境内の西側、回廊跡のあたり
2か月足らずのあいだに4頭、どれも観光客が毎日のように歩く興福寺と東大寺のすぐそばでした。
ちょっと ちょっとぉぉぉぉ😭
奈良の子鹿4頭がこ〇されたってぇぇぇぇ
神の使いの子やで……
動物に殺られたんじゃ無いって
今までこんな事聞いた事無い🥺— 🍀絢音🍀 (@akko20723) 2026年10月23日
報道によると、県が死骸の写真を送ったのは民間の専門機関で、アライグマのような野生動物に襲われたのかどうかを調べてもらったそうです。
奈良の鹿は国の天然記念物で、人のしわざなら文化財保護法などに違反するおそれがあるとして、県は専門機関の見方を受けて10月15日に奈良県警へ情報を伝えています。
最初の1頭から発表までは、2か月あまり。
4頭目が見つかってから警察へ伝えるまでに2週間、会見まではさらに8日かかっています。
会見で奈良県の山下真知事は、「事件性があると断定できる情報はないが、非常に不自然な印象がある」と述べました。
県の担当者は「実物を見ずに写真だけで判定しているので精度は低い」とも付け加えています。
寺どうしでも見方が割れる
奈良公園で死んだ鹿を引き取るのは、ふだんは奈良の鹿愛護会という団体。
東大寺の上司永照(かみつかさ・えいしょう)執事長は、子鹿の状態について「過去に見たことがないものだったので、愛護会に通報した」と話したそうです。
別の取材には「原因がどうであっても、不自然さを感じました」とも答えています。
ニュースで、奈良の小鹿が死んだことを知り、大変胸が苦しいです。野生動物の仕業では無さそうとのこと。よくもあんな幼気な子たちを手に掛けることができるものです。可哀想にもほどがあります…。
絶対犯人捕まって欲しい、許せない!— 平鳥鈴鳴(ペトリコール) (@kisuikou) 2026年10月23日
ところが、同じく子鹿が見つかった興福寺の辻明俊(つじ・みょうしゅん)執事長の受け止めは違いました。
「動物に襲われた可能性が高いと感じている。冷静に見守ってほしい」。
愛護会の副会長は、「自然死した個体を野生動物が荒らした可能性もある」と話しています。
そのうえで愛護会は、死んだ鹿を年に300頭ほど引き取ってきたなかでも、体の一部が欠けた子鹿が短いあいだに4頭続いたことから、人が関わった可能性も見て警戒しているとのこと。
動物と人、どちらの可能性も捨てずに見ている、というのが愛護会の立場です。
知事が言わなかった一点
知事が会見で口にしなかったのは、子鹿の体のどこが欠けていたのか。
「人による加害行為だった場合は犯人にしか知りえない情報で、明らかにすると支障が生じるおそれがあるので言及は控える」
どこが欠けていたのかを発表すれば、それは誰でも知っている話になります。
そうなると、あとで誰かが「自分がやった」と名乗り出たり、疑われたりしたとき、その人が本当に知っているのか、ニュースで見ただけなのか、見分けがつかなくなる。
つまり、知事が言わずにおいたのは、いつか誰かにたどり着いたとき、その人が本当にやったのかを確かめるための目印です。
【身体の一部ない子鹿の死骸4体】
🦌「怖い…とても怖いよ」
しっかり捜査、究明お願いします— 二月堂のバンビ (@donguriporipori) 2026年10月23日
誰がやったのかは、まだ分かっていません。
過去の2件はお金と怒り
人が鹿の命を奪うとき、そこにはどんな理由があったのか。
奈良の鹿が人に殺されて人が捕まり、その理由まで報じられた件が、過去に2つあります。
- 2010年3月 奈良市の路上で、鹿にボーガンの矢を放って死なせた。判決は、鹿の肉を売ってもうけるためだったと指摘
- 2021年2月 奈良公園で、刃物で鹿を襲って死なせた。逮捕された男は、自分の車に鹿がぶつかってきて腹が立ったと話した
もうけたい、腹が立った。
神様の使いとして大切にされてきた鹿の命が、そんな身勝手な理由で奪われていたんです。
どちらも、問われたのは文化財保護法違反でした。
文化財保護法には、5年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金という罰則があります。
奈良の鹿は野生の鹿と違って天然記念物ですよ。人為的に⚪︎したのであれば逮捕案件ですね。
ちなみに奈良の鹿は神の使いとして大切にされてきたんですよ😤
狩りをするために存在しているわけではありません
— まゆ🌸 (@mayuhappy831) 2026年10月23日
今回のことが人のしわざなら、同じ法律で問われることになるかもしれません。
夜の一人歩きに注意
これから先は、県と県警、愛護会、興福寺、東大寺の5者で見回りを増やしていくそうです。
夜の見回りを自分たちでもやろう、と書いた人もいます。
奈良の鹿の胴体だけが見つかったそうだ。
半年前にある噂を聞いて、夜中、パトロールをやってみようと話していた。
やっておけばよかったと思う。
今からでもやってみよう。— 湯浅忠雄 YUASA TADAO (@GrwaNnKqMn5nG68) 2026年10月23日
投稿にある「胴体だけ」という話は、県の発表には出てきません。
どこが欠けていたのかは、県が伏せたままです。
知事は「4件が立て続けに起き、さらに発生することへの危惧がある」と話し、目撃した人からの情報がいちばん役に立つと呼びかけました。
見つかった日の間隔は、1頭目から2頭目までが6日、そこから3週間、さらに2週間。
間をあけながら続いていて、10月1日の4頭目で終わったのかどうかは、誰にも分かりません。
そしてもうひとつ、県が呼びかけたのは、人の身を守るための注意です。
「人が少ない夜間に、お一人で奈良公園周辺を歩く場合は、十分ご注意ください」。
もし人のしわざなら、いつか鹿では済まなくなるのでは、と怖くなった人もいます。
猟奇的な連続殺人犯って過去に動物も殺してた割合が高いっていうけど
本当に人間がやってたら早く捕まえて欲しい…
> 体の一部がない子鹿の死骸4体 奈良・興福寺や東大寺の境内などで発見相次ぐ 原因は「野生動物の可能性低い」 人為的か
— 猫乃そら (@Kabuki_friends) 2026年10月23日
動物を傷つけることと人への暴力のつながりは、海外では捜査機関も重く見ているんです。
アメリカのFBIは2016年から、動物への虐待を殺人や放火と同じ重い犯罪の区分で数えはじめ、子どもへの虐待や殺人の捜査に役立てるためだと報じられました。
ただ、そのつながりがどこまで確かなのかは、研究でもまだはっきりしていないそうです。
今回は人のしわざかどうかも決まっていませんが、誰が何をしたのか分からないうちは、人も用心しておくに越したことはありません。
この秋、奈良へ出かける予定がある人も、日が暮れてからの公園では一人にならないほうが安心です。
奈良市の興福寺や東大寺の境内で、今月までの2ヶ月間、生後わずか1か月ほどの子ジカの死骸4体が見つかりました。
野生動物による行為の可能性は低いとのことで、この事態に大変驚き、繰り返されないようにしなければなりません。
— 永田 ゆづる |奈良県議会議員|37歳 奈良市・山添村選出 (@yuzuru_n_nara) 2026年10月23日
見かけたこと、気になったことがあれば、奈良県観光局の奈良公園室(0570-06-6665)が情報を受け付けています。
もし人の手によるものなら、生まれたばかりの子鹿にこんなことをしていい理由なんて、どこにもありません。
もうこれ以上、小さな子鹿が同じ姿で見つからないでほしいですね。











